(経済)

1) 鉱山での首切り騒動
きつい数字ですね。「03年と07年の比較で銅鉱山労働者の数は41%増えたのに銅の生産量は13%しか増えなかった。したがって生産性の減少は20%。このため25000人の首切りが必要。」カトリカ大学の研究所の発表です。
私の予想では3月に下請け業者の従業員が大量に首切りされコデルコのエル・テニエンテ鉱山に通じる道を閉鎖して大騒ぎになると見ますが、どうかな?

2) 携帯電話への料金が大幅に下がりました
   今まで家庭電話から携帯にかけると平均で1分160ペソでしたが、それが90ペソになりました。
   電話だけでなく、タクシーの料金もサンティアゴでは初乗りが250ペソから200ペソに下がりました。日本円で30円ですよ。驚異の安さですね。
   電気代もチリ中央部と南部では来月から下がります。
   じゃ次はなにが値下がりするのかな?

3) スーパーマーケット
   チリの最大手スーパーマーケットのリーデルが正式にアメリカの最大手ウォールマットの手に移りました。株の過半数を購入したもの。さてこれでチリの小売業界がどんな展開になるのやら。

4) 株式市場
   世界の株式市場は連日のように下方に転落していますが、その中でチリは例外で1月の総計では5%の上昇です。なっ、いけるやん。がんばれチリですよ。

5) マンション・家屋の販売ブーム
   売上激減のマンション販売を何とか立て直そうと、業界が知恵を絞って大売出しにでました。この週末だけの安値とか、今日と明日だけの特別価格などの宣伝文句で顧客をよんでいます。何でも30%引きの例まででてきて、これは今買った方が良いですよと言いたくなるほど。

   94年に住宅は11か月分のストックがあったのに08年末ではそれ32か月分にも膨れ上がっています。もちろんこれは物件が売れないからです。
   一軒家の分譲の場合もほとんど同じ傾向です。