(一般)

1) 夏休み
   友だちは第5州レニャカで休暇を楽しんでいますが、彼は電話で、「まるでアルゼンチンの海岸にいる気がする」とのこと。なにしろ海岸で日光浴をしている観光客の大半がアルゼンチン人とか。為替の関係でこんなことがおこるのですね。
彼らがチリに入国するのはほとんど第5州のリベルタドーレスからですが、そこは1日500台の車を想定して入国管理事務所の規模を設定しているのに現在は1500台も来るので通関手続きに最高9時間もかかり、中には怒って帰ってしまうアルゼンチン人もいるらしい。
   ところで、今週、私もその近くのビーニャ行きました。もちろん休暇でなく仕事です。サンティアゴが30度の暑さなのに海岸地方は20度しかありません。私は半袖、現地の人はジャケットを着ていました。距離はわずかでも気温は10度も変わります。日本ではこんな現象はありませんね。
   ところでアルゼンチン人観光客で賑わう海岸地方とは打って変わってサンティアゴの高級ホテルは外人観光客のキャンセルが続き嘆いています。一番ひどいホテルの例ではアメリカ人を中心に50%のキャンセルとか。いやはや、これは厳しいですね。
   この1月に行われたサンティアゴ1000フェスティバルの最後を飾ってモネダ宮殿の前の広場で7メートルの大きさの銅製人形が披露されました。1万人を超える観客が出てそれを鑑賞しました。

 2)殺人事件
   しかし毎日起こる事件の中でもこれは極めて異例ですね。ちょうど1年前、サンティアゴのプエンテ・アルトで兄弟が襲われ、一人死亡、もう一人が重傷という事件がありました。警察は当初、その家族が麻薬に関係しており、それの復讐ではないかと見ていたのですが、捜査が進まず、成り行きが心配されていた所、なんと今週、母親が犯人として彼女が逮捕されました、父親は警察の誤りだとし、妻は潔癖だと言っていますが、裁判がどうなるか分りません。しかし自分の子供を金槌で殴殺するなんて考えられませんが・・・

3) 国連の生活実態調査
  世界統計の中でチリ人の生活は過去20年で大きく発展し、特に女性の社会進出は目覚しい。65%のチリ人は自分の生活に満足しているなどの数字が出ました。まだ医療・健康に関し向上の余地があるとされましたが、世界で40位、ラテンアメリカではバルバドスについで2位でした。

4) イースター島
  イースター島の恒例のお祭りが始まります。鳥人を決める競技を含む種々の催し物が来週金曜日から始まり、6000人の観光客が殺到とか。
既にその前後の期間はホテルは満室だそうです。イースター島の前にある小島に泳いでいって、そこの鳥の卵を取って戻る競技はかなり古くから行われていますね。そうして翌年の島の政治体制を決めたようです。

5) マプチェの攻撃
  またマプチェの攻撃がありました。サンタ・エレナ林業現業所が襲われ、事務所や大型機械・トラックなどが燃やされました。しかし毎週のようにこんな事件が起こるのはどういうわけでしょう。政府も県庁も、警察も黙ってみているだけなのでしょうか?