チリの風   その295  08年10月20日―26日

世界の激動を毎日感じながら、チリで生きています。確かにCNNなどの報道でもラテンアメリカではチリがもっとも安定している、国際競争力があるとされています。それは感じますが、ホンマ、この先大丈夫かな?
さて23日のことですが、バスに乗っていると、女性が「財布盗られた」と叫び声、その後少しして犯人が乗客に捕まえられ、近くの乗客数人が暴行を加え始めました。犯人は自分は何もしていないと泣き声をあげます。警察を呼べ、ドアを開けるなと大騒ぎ。結局警官はこず、運転手はそれ以上バスを止められないとドアを開けたら犯人は逃げました。バレリアにあなたも他の乗客と一緒に犯人を殴ったのと聞かれましたが、私は数人に加担して一人を殴ることはしません。