(一般)

1) キンテロの大気汚染 
このチリの風801に書かれていますが、汚染関連の企業に操業規制が出来るとなったわけですが、その後、どう進んでいるか不透明。そして今週、ピニェラを入れたメンバ−で対策方針が決定と報道されました。新聞の論調が主張するように政府がもう少し公明・継続を実施してほしいですね。
2) 大学入試の結果発表
日本と同じくチリでも入試の成績が発表されるとその分析が紙面をにぎわせます。どんな学校の生徒が上位を占めたかと言うものです。私立学校が公立の上に行くのは普通で、金をかけて教育すると言うのが常識になっています。それで公立学校でランクの上位を占めると注目をあびることになります。
先日チリの学校に点数を付ける話に日本からコメントがきました。「チリの風に学校に点数を付ける話がでていますが、当市でも同様なことが問題になっています。これを「問題」と感じるかは個人によりますが、少なくとも心ある教員は問題視し、反対運動を続けています。特に、児童生徒の学力テストの結果を教員評価・ボーナスに反映させるというのが問題です」
日本の先生で精神疲労から休職する方が何千人もいるとか。そんなに?
3) マプチェ問題
青年殺人事件に抗議してデモが行なわれ、サンティアゴでは警察がデモグループに襲撃され負傷しました。そしていつものように現地で放火事件が相次いでいます。
4) 貧民街の増加
2011年から今年まで25%も増え、今は822カ所。特に増加したのは、北部の1,2,3州。イキケのあるタラパカ州、アントフアガスタ州、そしてコピアポのあるアタカマ州です。すべて鉱山の集合する地区で、チリ人・移民が仕事を捜しに来て、上手くいかず貧民街に入りこむのでしょうか。ほとんどの地区は水・ガス・電気(特に水)の供給が欠如しています。また空地に不法に家を建設したケースが多く見られます。それがこの先の山火事に苦しみそうです。しかし16州の内5州はそれが減少しています。最南のマガジャネス(マゼラン州)はそれが一つもありません。失業者が最も少ないのがその理由でしょうね。
5) 捕鯨取締協定IWC
日本がその組織から抜けることがチリのマスコミに大きく報道されています。日本人が「牛や豚を殺して食する人間が鯨を殺すなとは笑いもの」と言うと、逆に「鯨を虎や象を保護するのと同じ取り扱いをするのは世界の常識だろう」とコメントされています。どっちがまともかな?
6) 妊娠中絶
特別な理由により妊娠した女性は、例えば暴行による妊娠、合法的に中絶手術が出来ます。今年はその中絶手術が535件が実施されたとか。その内、45件は未成年者でした。
7) バス事故 
サンティアゴからアルゼンチンのメンドーサに向うバスが道路を外れ、下に落ち,死傷者を出しました。このルートは事故の多いことで有名で、毎年のようにこうした死傷者がでています。
8) クリスマス
普通、このシーズンになると、テレビにキリスト関連の映画(例ばイエス・キリスト・スーパ−スター)が放映されますが、今年は全くなし。ミサの様子もニュースに出ません。よっぽど市民がカトリックに愛想をつかせたのですね。


以上