(一般)

1) 車の運転
世界の235の都市の交通の安全性・快適性を調べると、悪い方のトップ10にラテン・アメリカから6都市が入りました。世界最悪はマニラですが、リマが3位、サンティアゴは8位、その下にロンドンが9位。こんなんで世界の上位に入りたくないですね。政府の無策が明らかです。
2) 包装法案
6月末に法案が出来、店舗で販売される食品には規定を超えた砂糖・塩・カロリーなどがあれば、それをすぐにわかるよう包装紙に印刷することになりました。私は買い物をするとき、その黒マークがたくさんついている商品は買いませんが、それは消費者の25%だけで、他の人は値段が安ければどうでも良いらしい。何でかな?
3) 学生運動
第1次バチェレット政権の時に学生運動が活発になりペンギン運動と呼ばれ一般世論の支持を受けました。
その時のリーダーは何人も国会議員になっています。ところが最近風が変わり評判が落ちてきました。そこで国立・私立大学の学生連合が、初めて自己批判し、一般市民から離合してしまったの自分たちのエラーだとしました。教育を良くすると言う目標は変わらないが、毎回、覆面うグループがデモの最後に警察と対決し、市民に迷惑をかけているのはその問題の一つとしています。どこまでその自己批判が進み、これから新しい学生運動が始まるのでしょうか。
似たようなものですが、先週の日曜日、9月11日の軍事革命記念日の夜、チリ各地で破壊行動が行われ、反社会グループが道路封鎖をして警察と対決、多くの逮捕者・負傷者を出しました。但しその数は昨年より少ないと政府は発表しています。現状に満足しないグループが機会を見つけて反社会行為に走るわけですね。

4) 刑務所で働く刑務官は多くの犯罪者に囲まれて厳しい毎日を送っていると言われます。刑務官の数が少なすぎるので超過勤務になるとか。確かに過去10年で35人もが自殺しています。何だかブラック企業の見本みたいですね。政府とか労働者組合とか、手をかさないのかな。
5) クレヂットカードのコピー犯罪
他人のクレヂットカードの秘密情報を抜いて、それを使って不正に使う犯罪が増えていますが、今年になってその犯罪で逮捕されたのは64人。なんとその3分の2は外人でした。そういう悪い知識・技能を持って世界各地を回り、怪しい生活をしている外人がいるわけですね。ブルガリア人が12人とか。
6) カトリックの決算
今まで明らかにされていなかったのに、今回初めてカトリック教会の実態が明らかになりました。多くの会社の株を持ち、127カ所の土地・家屋も所有し、それを第3者に貸していることなどが明白になりました。2015年は108億ペソの収入があったらしい。今まで税金は支払っていないとのこと。何やそれ、と言う感じですが、バチカンと同じことをチリでもやっているわけですね。
識者のコメントですが、カトリックが妊娠堕胎を真っ向から拒否するなら(強姦されて妊娠した場合とか、妊娠が継続すれば母体に悪影響する場合などが国会の議題になっています)神父の児童への性的悪戯など、きっぱり処分すべきなのに、それを闇に葬ろうとする姿勢は一般市民には受け入れがたいとしています。ホンマやな。