(一般)

1) 学生デモと学校占拠
今週も学生デモがありました。首都圏知事が毎回の問題から今回は申請を拒否しましたが、学生は構わずデモを開始し、100名ほどが逮捕されました。学生リーダーは政府が教育改革について真剣に取り組まない現状を遺憾に思うと発表。
それから各地の学校が何校も占拠されましたが、それが解放されてからテレビカメラが入ると校内の破壊・散乱が目の当たりになります。学生の運動の意味、必要性が疑われています。政府の政策が十分ではないにしても現行のチリの学生運動は本来の意味を失っていることは明らかでしょう。
2) 大気汚染問題
大気汚染はひどく今週も準非常事態宣言が出ました。その日、高層ビルの高い階にある事務所に行くと、街がスモッグに覆われている悲しい現状が分かりました。
その日、ナンバープレートの番号で排気ガス対策車20%の車の走行制限が行われました。首都圏で607台の車がそれを無視して道路を走り、警察に見つかりました。罰金は68000ペソほど、約1万円です。
ところで、先週の準非常事態宣言の日に山歩きをして上から見るとそれほど汚染がないと書きましたが、それが今週のテレビのニュースにも出て、大気汚染監督官がカメラの前で、予想が間違うことも時にはありますと苦しいコメント。 
土曜日、今年の冬の気候について、予報局はサンティアゴの冬は気温はあまり下がらないが、大気汚染問題は拡大すると発表しました。今のところ、予報は当たっています。