(一般)

1) 貧困層の縮小と移民の増加
チリの社会発展省のモデルでは今年は月収が8万ペソ以下の人は貧困、4万ペソ以下は極貧とされています。もちろんその数字は毎年、少しづつ上がっているわけですね。
さて1990年には38%だった貧困層が2011年には14%まで下がっています。確かに地道にチリの社会発展は進んでいます。
多分これに関連しますが、チリは南米で一番移民が増えた国になっています。1990年から2013年まででチリの移民は29万人の増加。これは南米で一番多い移民数。2番目はエクアドルの28万人。逆に減少したのはブラジルが20万人、ウルグアイが2万5千人。
チリに移民してきたのは1番がペルーの10万人、ついでアルゼンチンの6万人、3番目がコロンビアの3万人とか。
私も30年以上前に日本から移住したわけですが、外国に住むというのはドキドキするほど楽しいことも、ガーンと落ち込む苦しいこともありますね。チリ代表チームサッカーを見ていると自分がチリ人化しているのを感じますが??。

2) 市民登録局のスト
あちこちでストが起きていますが、一番問題はこの登録局のそれです。法務省労働組合とのネゴが一向にはかどらないのでモネダ宮殿(政府)が介入を始めスト中の労働者には給料を払わないと表明。組合側は一層の先鋭化の由。
17万枚の身分証明書カルネが発行されず、1万1千台の新車のナンバープレートが未発行とか。
その業務の一部を限定した警察署で行なうことにしたところ、取り扱いは一日200件になっているため、前日から該当警察署の前に行列。一晩苦しんで列に並んでからパスポートを入手した人が喜びの声をテレビカメラの前で上げています。 期限切れのカルネも年内はそのままで通用すると政府発表。
しかしなんとその200までの番号を入手した人間が後から来た人に売りつけているとか。そんな商売はさすがチリ人かな。
いつまで続くこの馬鹿騒ぎ。
3) 9月18日の建国記念日
毎年のように、この日(その前後を含む)チリ中が浮き上がります。旅行も盛んで、飛行機、バス、汽車それに自家用車で出て行きます。日本の盆や正月休みと同じですね。毎年、この期間、交通事故で死亡する人が続出しますが、今年はどうかな?飲酒運転を厳しくチェックしたら、昨年は前年対比で死亡者数が減少したのですが、今年はどうかな?