(政治)

1) 第6回中南米サミット
コロンビアで開幕されたサミットにピニェラ大統領が出席。熱弁をふるいました。隣国のペルー大統領と国境付近の地雷撤去について面談。チリの軍隊ではなく第3者を入れて撤去をおこなうことで迅速化、公正さを見せるとか。ボリビアはいつものようにボリビアの海をチリから取り戻す動きをしました。
全体に盛り上がりの少ない会議でしたが、麻薬問題とアメリカの存在が目立った由。これは反アメリカのべネスエラのチャアベスが病気欠席、キューバも参加していないからで、同連盟のボリビアエクアドルだけでは重みがない。そのグループに近いアルゼンチンは英国とフォークランド問題を抱えるほか、スペイン系会社の国有化でスペインとも対立し台風の目になりそう。
しかし少し前に実施されたBRICS諸国のインド会議に比べるといかにもレベルが低く、単に集りを実施しているという感じでした。

2) 国会議員の歳費アップ
何でも議員一人当たり200万ペソほど経費を上げるそうですが、この問題に関しては右も左もないですね。「今まで君の意見にはことごとく反対してきたが、今回は君と同じ見解だ」と言い合ってるのでしょうね。政治家って世界中どこでもそうでしょう。

3) キューバカストロを訪問したバジェホがキューバはチリの星になると発言したのが問題になっています。若い彼女は昨年の学生運動で世界的な注目を集めましたが、世界の歴史の中でキューバがどうなっているかはまだ情報収集が足りないみたい。反カストロのグループが彼女と会いたいと言ってきたのを意味がないと断っていますが、キューバの国民の生活はチリより上とは思いにくいです。