(一般)

1) 3月29日は青年闘争者の日です。ピノチェット政権下の1985年のこの日、二人の青年が警察と銃撃戦を行い殺されたのを記念するわけです。昔、日本でも10・21国際反戦デーと言うのがありましたが、私の北大時代の話ですが、今年は何をしようかとワクワクしたものです。
今年は週末にかかったので土曜日の夜からデモ隊と警察が向かい合いましたが、例年より闘争規模ははるかに小さく、軍事政権時代の思い出が消えていくことを思い知らされました。
2) 交通規制
そろそろ大気汚染の話が出始めました。今年の規制は排気ガス汚染が警告レベルになったときは、排気ガスの対策をしていない車は60%の通行制限、対策車は40%の制限となります。当局の推定ではこの措置で排気ガスを43%削減できるとしています。大気の汚染度は通常レベルのほかに注意、警告、非常事態の合計4段階に設定されています。
そのときは車の所有者は車の変わりにバス・地下鉄を利用することになるわけで、ただでも混雑している地下鉄はパンクするのじゃないかな?  
それが毎週繰り返されると、乗用車の使用者が怒りのデモやストをしたりして。
3) マプチェ族の戦い
顔を覆面で隠したグループがトラックや家屋を襲って放火する事件や爆弾をしかける事件が続いています。それらに関連して逮捕されたマプチェの人間がテムコの法廷に出されたとき、裁判官に向かって「君たちは人種差別者だ。私がマプチェと言うだけで私を裁判にかけようとしている」と大声を出し大騒ぎになりました。ここでは昨年マプチェの衣装を着けた女性グループが法廷内で看守たちに殴りかかる事件も起こっており、彼らは警察も法廷も恐れないことを見せ付けています。
4) 世界の環境保全
地球を守る運動の一環として土曜日の夜8時半から1時間世界各地で電気を消す運動が実施されましたが、サンティアゴでも大統領官邸のモネダやエンテルタワーの明かりが消されました。あまり効果はないと思いますが、これで地球を大事にすることになるのかな?
地球にとって人間がいても絶滅してもまったく関係ないことで、温暖化しても寒冷化しても、それらはなだらかに循環していることで、人間にとってよいか悪いかはあっても地球には痛くもかゆくもないわけです。そうでしょ?