(政治)

1) 地方選挙が近づいてきて、政府側も野党側も緊張が高まっています。区長の候補者選考に各党が難航していますが、ピニェラを擁する野党側の一角RN(国民改革党)は風は順風と見て「前回の選挙で獲得した票の半数は確保した。これから色合いをはっきりしていない無党派層に食い込みを図る」と強気のコメントをしている。
ピニェラは近々北京に行って中国五輪を観戦するらしい。何でも彼は過去20年以上にわたりオリンピックとサッカーのワールドカップは全部観戦しているとか。余裕が違いますね。
その他の党は自軍の支持層の確保も思うように行かず苦しい戦い。
さてバチェレットはチリに広がる悲観した見方を変えようと躍起ですが、彼女が言うように「国民は間違っている」より彼女が間違っている可能性のほうが高いのではないでしょうか。
与党連合では1999年のアジア危機があった時期の苦しさと今年度を比較しながらの戦いを想定していますが、高いインフレ率が大きな影響を与えるのではと心配しながら選挙対策を準備中とか。
この先、討議されそうなのが政府や各官庁関係者の選挙への関与でしょうね。厚生省の課長は特定候補の応援デモに参加してよいのかとか、休みの日なら良いが就業時間中は許されないとか。