(一般)

1) マプチェ問題
何と今週は1か所で29台のトラックが焼かれました。それに関し、検事総長が、これだけ問題になっているのに、車両基地に夜間守衛を1名しか置かないとはどういうことか、おまけに防犯カメラも適切に置かれていないので犯人像もよくわからないとまるでトラックを燃やされた会社の責任のような発言をしてもめました。その会社は私たちの防御態勢が悪いと言うより政府が防犯管理をしていないことを責めてほしいと彼にコメントしています。
トラック業界は政府の反応を見て、十分な対応策を取らないならストに入るかもしれないと通告しています。
そのトラックに火がつけられた車両倉庫を私は以前、仕事で何度も行ったことがあります。その場所とユーザーの名前を聞いた時、すぐにあそこかと思いだしました。雨の日に傘を差しながらタイヤのチェックをしましたが、穏やかな田舎の町でした。
老夫婦が焼き殺された事件で裁判になっているマプチェの先導者の家から事件に関連したと見られる目隠し帽、パンフレットなどが押収されました。
政府の無策からこの先どうなっていくのか心配です。マプチェの中の反政府グループの存在ははっきりしており、チリの警察が、彼らを検挙できないとは思えません。欧州のどこかから彼らに援助資金が出ていると言う話も出ています。
このトラックに火をつけたグループはWAM(Weichan Auka Mapu)と言われ、老夫婦を殺したのも同グループ、その他に幾つもの教会に火をかけるなどの事件を起こしています。
2) 大気汚染
チリ南部の大気汚染は深刻ですが、首都サンティアゴの場合、今年の汚染は昨年より大幅に減少しました。警戒警報は25日、準非常事態は2日、非常事態宣言は出ませんでした、つまり合計27日で昨年の42日より大きく減少しました。古い車が少なくなり、排気ガス対策車が多くなったからと言われますが、ホンマかな。
3) ロデオ
馬が牛を壁に押し付けるロデオ大会がチリでは良くありますが、動物愛護協会が、馬・牛の両方に怪我が出ることがあり、怪我をするとふつう殺される。それは動物愛護とは相反した競技だとロデオ禁止を呼び掛けるデモが始まりました。もう100年以上も続いている国民行事と言う声も多いですが。