(政治)

1) 大統領選挙の予想
過去のチリの大統領選挙は「数名の候補者が争い、1次選挙で過半数を得る候補がないので決選投票になる」でした。 ところが今回の選挙は1次選挙でバチェレットが過半数を取り、決選投票は不要になりそうです。
なにしろ今週発表になった世論調査で彼女に投票すると言う人が54%。2位はゴルボルンで15%。3位はエンリケ・オミナミで8%。全く勝負になりません。
こんな数字が本番の年初に出てしまえば誰も本気で前哨戦の予備選挙に参加する気持ちになりませんね。まるで投票も止めたほうが無駄な時間と費用がかからないといえそう。なんでそんなにバチェレットが人気あるのかな?
彼女は今週、自宅に検事の訪問を受け、27Fのときのツナミ対応について質問を受けました。参考人です。与党の議員は彼女の責任で多くの市民がなくなったと訴えることを考えている由。その時は参考人でなく、被告になりますね。質問の様子は一切報道されていません。
同じ調査でピニェラ政権の支持は30%に回復、不支持は51%まで下がったとか。しかしバチェレット政権の最後のときは支持が79%、不支持が11%でした。
新聞の投書欄に「ピニェラの政策が功を奏し、チリは世界的に高い水準の成長を遂げ、政治・経済ともに安定し、他国から賞賛の声を浴びているのは誰もが認めるところ、それならチリ国内でどうしてこれだけ低い支持率になるのが理解できない」とありました。彼の人柄ですよね。