(一般)

1) 教育問題
   今週も教師のデモがありました。集会の後のデモは内務省の許可を得ていなかったので、つまり不法デモ、警察隊との衝突が始まり、多数の逮捕者を出しました。つまり一部の学校では授業が止まっているわけですが、今週で多くの学校は冬休みに入りました。しかしストで勉強をしなかった分は、冬休みを減らせて授業をすると言う以前の情報はどこに行ったのでしょう?
   子供が休みに入ると親はそれを利用して休みを取り、首都サンティアゴから出て行く観光客で飛行場は満員、近くの海岸地方へ行く道路も車で一杯でした。あれっ、借金で生活が苦しい一般市民ってニュースとこれはどう関連するのかな?

 2)冬休み
観光局の調べではこの冬休みに3百万人のチリ人が休みを取るらしい。ある新聞では国内でのお薦めはサンペドロ・デ・アタカマ、ビニャとバルパライソ、オソルノ火山らしい。一人当たりの予算は一日18000ペソとか。もうホテルの予約は75%も入っている由。
国外で人気のあるのはアルゼンチン、ブラジルとカリブです。
さてそれに関連したニュースですが、旅行業界の調べで、世界でもっとも人気のある観光客は日本人という結果が出ました。日本人観光客は文句を言わない、清潔好き、協力的、さらに金離れがよいらしい。当然ですね、それなら。逆の結果は中国人、インド人、フランス人。何となく分かります。昔はチリ人観光客はホテルの備品を盗む(例えばタオルを記念品にする)など評判が悪かったのですが、さすがに最近はその癖がおさまったようです。ただホテルの朝食を腹いっぱい食べるのは変わっていません。昼食を浮かしたいのかな?

2) 先週、ファースト・フードの店でチリ人グループと東洋人グループの喧嘩がありましたが、そのグループは韓国人だったと報道されました。チリ人側が相手を中国人と馬鹿にしたら、自分たちは中国人じゃないと反撃したのですね。韓国人を中国人と間違うことより、中国人を馬鹿にするのがいけないのですが。
どこの国でも黒人、東洋人、イスラム教徒など目立つ多人種を攻撃するのはあることですが。
最近、チリの学校で弱いものいじめが目立ち、テレビで連日のように報道されます。学校側の対応の遅れが目立ちます。
日本でも一時はやりましたね(最近は余り報道されなくなりましたが、もちろん無くなったわけではないでしょう)