(一般)

1) 雨の被害
今週の北部の雨は歴史的な量と言われ、第3州と4州で大きな被害が出ています。コンバルバラは平均年間雨量が30ミリですが、今回の雨では2日で180ミリになりました。6年分の雨が二日で降ったわけです。町中が泥に覆われました。
川の向こうに自分の家があると言うケースで、無理に渡ろうとして水に流され2人死亡しました。
何万もの家で水道が止まり、復旧には1週間かかるとか。停電しているところも多くあります。道路が寸断されラ・セレナからサンティアゴへのバスが一時、止まったようです。そこのバスターミナルは浸水で使用不可になっていました。 床上浸水で家屋内まで水が入り、学校、体育館・・と街中が苦しんでいます。ほんの2年前も似たような水害が起こったのですが。
来週もう一度、雨の前線が通過すると言われています。
2) 生活条件
生活環境(状況)に関する調査で過去5年で、サンティアゴ平均は下向きになっています。チリの全ての地区も下降気味ですが、首都圏が一番、落ち込みはひどいとか。
貧民街の増加、公共施設の劣化とか問題があるようです。政治・経済なども絡みチリがうまく行っていないとする証明のようですね。
その中ではうまく行っている地区は上から順に、ラス・コンデス区、ビタクタ区、プロビデンシア区、そしてプンタ・アレナス市、プエルト・バラス市でした。南米最南端の町プンタ・アレナスがチリで4番目に住みやすいところなんて嬉しいニュースですね。私はパタゴニアのこの町が大好きです。
逆に下から5位の区は全て首都圏でした。
3) 医者の不法行為
病気になった時、会社に医師の診断書を提出して病休を取りますが、その証明書を医者が売りに出しています。テレビの番組にアナウンサーがその医者とコンタクトを取り、街の中でそれを受け取ると言う仕組みが映されました。フェースブックなどで、その情報が出て、医者(もしくは秘書)にコンタクトとすると医者が診断書を作成し、決められた場所でそれを渡す。普通の場合、費用は100ドルくらいとか。しかし一人の医者が診断書を何百・何千枚と発行しているわけで、その医者の名前が分かっても逮捕されないのが不思議です。その医者は医師組合から除外されても同じ不正を続けるでしょう、刑務所に入れられるまでは。
4) 中毒
OECD参加国の少年がどれくらいプレーステーションで遊ぶか調べたところ、平均は145分、日本は90分、そして1位は何と195分でチリでした。
それから世界の高1で週にどれくらいスポーツを実施するか調べた結果は1位はロシアで80%、チリは13位で66%、日本はほとんど最下位の58%でした。