(経済)

1) 来年度の予想
今年は経済成長率は2%弱。来年も2―3%の間の成長予想が大半ですね。大きな変化は見られません。
今週は銅・為替で動きが少なく、銅価格はポンドあたり2.1ドル、1ドルは700ペソ周辺でした。
2) チリの経済が上向き、貧困層が減少していると言うのは長い間、言われています。確かに1990年、39%あった貧困層は2013年には8%に減少しています。明らかに良くなっていますね。それはここに住んでいる私も感じます。それでも飛行場から私の家に戻る道路に沿って貧民街がありますが、それがまだなくならないのも事実です。一人当たり15万ペソ(約3万円)くらいの収入がその層のレベルとか。
3) エネルギー問題
チリはエネルギー問題があり、それが鉱山のコストアップの原因になっていると言われます。電力には発電・送電・配電(小売り)の3分野がありますが、チリの場合外資系の会社が大きな割合を占めています。
今回、チリの国営石油会社ENAPが電力の中の発電分野に参加することを決定し、日本の三井物産と組むことを発表しました。二つの発電所、760MWと510MWのそれが当面の目標です。もっともそれが最終的に国会で認証されたわけではないとするコメントもあります。