(一般)

1) 警官殺害事件
チリ北部のペルーとボリビアの3か国の国境近くで2名の警官が、同じ夜に銃殺されました。動物を盗もうとするグループが警官を襲ったというコメントがあります。そのあたりに生息するビクーニャは1匹500ドルで販売できるとか。
が、やはり麻薬グループと争ったというほうが正しい気がします。被害者の家族がコメントしていましたが、「腹部に当たった銃弾で死亡したが、どうして防弾チョッキを使用していなかったのか」
夜の探索は二人の警官が1台のパトカーに乗って見回るのは無理があるようですね。しかし彼らも無様に撃ち殺されるのを待っているわけはないから、相手グループに反撃し、ペルーかボリビアに逃げ込んだ犯人側にも負傷者はいるはず。ペルー・ボリビアの警察はそのあたりチェックしてくれないかな。
全般的に見て、昨年は2013年に比べてチリ全国の強盗は8%増加しています。南米では一番安全といわれるチリも年に34万件もあるとか。一番増加した犯罪はATM機械強奪で前年対比130%アップとか。犯罪が減らない原因の一つは裁判所で有罪になっても刑務所に入らず、週に一度、裁判所などに出頭するだけの極めて軽い刑になることが多いからです。回転ドアと馬鹿にされています。前のピニェラも大統領選挙の時に、その回転ドアは廃止すると公約しましたが、実行されず、バチェレットも同じでしょうね。
チリではイスラム国問題はありませんが、マプチェは日常の問題です。今年に入って2週間で17件の事件が報告されています。まぁ毎日ですね。家や機械類にに火をつける、他人の家に不法侵入してその排斥に来る警察と対決するなど。テムコの9州、コンセプシオンの8州が問題の中心地です。彼らのグループのリーダーが木材泥棒でつかまりましたが、彼らにすれば自分たちのテリトリーの森林木材は自分たちのものと言うのでしょうか。同州の観光地プコンなどはまったく通常で観光客であふれています。マプチェもそこまで行って問題を起こさないわけですね。