(経済)

1) 銅の価格
上がりましたね。ポンドあたり3.3ドル。最近では一番の高値。何でも在庫量が減少し、アメリカと中国の需要が増加しそうだから値上げしたらしい。専門家の見る目は肯定的です。
チリにとって最高のニュースです。さてドルとの為替は510ペソですが、このまま銅の価格が高値安定だと500ペソを割るでしょう。
2) 中国車の進出
チリに中国の車が入り始めて6年になりますが、今年はシェアーを10%まで延ばしています。全体ではGM、現代、キアがチリの自動車販売のトップ3です。日本はその後塵でした。
ところでチリの銀行の経営部門が次の12ヶ月の間、日本は投資の対象として適確と考えると発表しています。そのBICE銀行によると日本は失われた20年を取り戻し、今年の日経平均株価の上昇は目覚しい。従って次の12月、若しくは2・3年の間、日本は高い成長を見せるだろうから、投資対象として適格だとするわけです。ホンマかな?無理はしないでくださいね。
3) 中小企業援助
OECDの発表ではラテンアメリカの中ではブラジルとチリが新企業の設立に政府としてもっとも積極的に援助している由。 先日の日経ビジネスの記事にあったように、チリ政府は「スタートアップ・チリ」を積極的に運営しています。これはチリ人だけでなく外人でも新しいアイデアを持っていれば、それを起業化して実行していくのに必要な支援(資金援助だけでなく、総合的な後援体制)を提供するわけです。
予算も2005年の3億ドルから2013年は10億ドルに膨張とか。チリもなかなかやりますね。