(政治)

1) 先週はべネスエラのチャべス大統領死去のニュースが連日マスコミで報道されましたが、今週はローマ法王のことで持ちきりでした。日本とはかなりの違いですね。日本ではチャべスもローマ法王も大した重要性を持っていませんから。
新法王のフランシスコはアルゼンチン人でイエズス会だったので、注目を集めていますが、先行きはどうでしょうか。 枢機卿の中に年少児性的問題を疑われているのがいるとか、バチカンの資本の不正運営とか暗雲が目に見えているようです。その疚しさを嫌って前法王は辞任したのでしょうが。
また新法王自身がアルゼンチンの軍事政権時に反左翼として誘拐・拷問に関連した疑いもあるらしい。
バチカンってニコニコした顔で神の恩寵を説きながら蔭で後ろめたいことをしている集団かな? 
チリからも法王選出会議に一人参加していますが、その彼もチリ人神父の少年に対する性的事件で加害者神父を庇う役割をしたと批判されています。バチカンはそこらの中小国とは桁外れの資金を保有していますが、チリ大地震で崩壊した教会の再建には全く援助をしていないようですが何故かな。ピニェラは法王式典参加のため、ローマに飛びました。
2) ところで来週からチリのマスコミはバチェレット特集でしょうね。国連の女性機関のトップを勤めている彼女はその職を辞し、チリに帰国することになりました。もちろん次の大統領選挙に出馬するからでしょうね。与野党ともに彼女の動きからに目が離せません。