(政治)

1) ボリビア問題
不法入国で逮捕されていたボリビア兵が3名、とうとう国外追放になりボリビアに帰国しました。もちろん祖国で英雄として式典に参加しています。彼らの前でボリビア海軍の兵隊が歌いながら行進しましたが、歌詞の中に「われらがトコピヤ、カラマ」なんてありました。どちらもチリの町の名前です。カラマは世界最大規模の銅鉱山チュキカマタのあるところですが、そこがボリビア領土なら現在のチリの発展はなかったですね・・
モラレス大統領は兵士解放に関し「これはボリビア勝利と言える。正常な隣国関係を保つためチリ政府からお詫びの言葉を聞きたい」と演説の中で発言。
チリ政府は「ボリビア政府に謝る必要がどこにあるのか。昨年14名の兵士が不法入国し、今年それに続いて3名の兵隊が越境した。ボリビア政府は同国の兵隊や警察にどこが決められた国境線か教え、不法入国が2度と起こらないよう指導すべき」と怒っています。
しかし裁判の結末は、結審したのではなく、裁判の中止として、3名の兵士にこれ以上審議を続けないが、それでよいかと問い合わせ、その結果帰国を認めたもの。
それなら何も1ヶ月も拘留しないで、すぐに釈放して置けばよかったわけで、ピニェラの作戦間違いに思える。