(政治)

1) 与党連合内の亀裂
第8州の知事を罷免するかどうかの瀬戸際に与党内のUDIとRNが意見の不一致。このため国会でどうなるか不透明。両党の不一致はまだ続いてUDIの創始者グスマンが暗殺されて今年で20年ですが、記念式典になんとRNの総裁が参加せず。このままではこれから先の選挙に影響するので、ピニェラは必死の説得中。彼はRN出身ですが、両党の橋渡しが上手くできません。
最後の手段として、彼女が日曜日の朝、モネダ大統領宮殿を訪問し(このため彼はマラソンを走れなかったらしい)州知事の職を辞任しました。月曜日に国会で、(辞職した)彼女の責任を追求するかどうかの議論があるようですが、もちろん追求は立ち消えになるでしょう。彼女が辞任した理由は、もし国会で彼女の責任が確定するとこの先5年間は公職につけなくなるからで、それよりここで辞任をしておいて次の選挙で国会議員を目指すのが手と読んだものらしい。
野党が常に分裂の危機を抱えているので、これで与党が一枚岩なら磐石なのですが、こちらもギクシャク。右も左も政治家ってそんなものですね。

2) べネスエラのチャべスがボリビア訪問。例の「ボリビアの海問題」で国際法廷にこの問題を持ち出すことについて「モラレスは頭の良い大統領だから、自分で何をすればよいのか良く分かっている」とコメント。チャべスは国内が混乱の極みなのに外国のことに口を出すのが好きですね。