(経済)
1) 為替問題
ドルが落ちています。1ドル480ペソの壁を破り479ペソまで来ました。どこまで落ちるのか、それがチリ経済にどう影響するのか考える必要があります。ドルが旧体制のシンボルとして高い値打ちを持っていたのは、それまで安定していた体制を象徴していたのですが、2年前の経済危機の時見せた不安定な、見せ掛けのようなアメリカの虚栄がいつまでも続くとは思えないから、もう一度経済危機が起こり、その時は最終的なドル体制の崩壊になると思われます。アメリカは中国に接近して、彼らの助けを得るのが崩壊を先に延ばす方法のひとつと言うのは目に見えていますが、先のノーベル平和賞問題などアメリカは逆な政策を取り中国と正面に向かい合っていることを示しています。もちろん中国は見えないところでアメリカつぶしの手を打っているでしょう。
銅の価格は3.8ドルまでなり、一時3ドルが目標と言っていたのが嘘のようです。これもチリにとっては中国頼みの一つだが。
2) また中銀が公定歩合を上げました。0.25%上がって2.75%と、着々と金利が上がっていますね。やはりバブルを警戒しているのでしょうか。最近のチリは実力以上に消費傾向が出ていますからね。最も隣国のアルゼンチンやブラジルが10%以上の金利をキープしていますから、チリの金利はリーゾナブルと言えますが。
3) 株式市場は上がり下がりがありましたが、週末の数字は先週末とほとんど同じでした。