(政治)

1) バチェレットの中国訪問

彼女はチリは中国五輪を支持と訴えました。とにかくチリにとって中国は貿易上の最重要国に入っていますから、逆らえる状態ではないと言うことでしょう。現実論から行けば当然ですね。

彼女の中国訪問で話題になったはずですが、コデルコの持つ銅鉱山の一つギャビーの25%を中国のミンメタル社に販売する契約があります。それがまだ実施されていませんが、それについての報道が見当たりません。

しかし中国はすごいですね、チリの訪問の前に豪州、ニュージランド、ペルーとか、なんだか毎日世界中の首脳が中国訪問しているようです。

擦り寄ってくるのでしょうね。バチェレットも中国の近年の目覚しい進歩は賞賛に値するとコメントしています。中国の自然破壊も人権問題も経済効果の前には意味をなさないのかな?

2) 政治効率化の国民運動

なんだか大層なタイトルですが、内務大臣のヨマが発表したこの計画に与野党が反応してコメントしています。それを政府側が言わなければならないのがつらいところ。

例えば問題例として、各省・庁のトップクラスの人事は与党の間で決められ、先回はDCから出したから今回は社会党から出さなければと言う具合。つまりその仕事に熟知している人間が任命されるのではなく単に派閥間のバランスで決まる人事が大半。これでは効率化は無理でしょう。

他の問題例として汚職も含まれています。ピニェラ野党大統領候補はもちろん協力することに異議はないとしながらも、しっかりしたベースも無くこの種の問題を取り出すと結論に到着する前にいつか消えてしますとつれないコメント。

例えば教育省で問題になっている不正援助問題について、ヨマ計画では今年度中に全ての公立私立学校への援助内容をコンピューターで管理する由。

3) プロボステ教育大臣の罷免について
   平和(?)解決の手段として彼女の辞任が考えられましたが、彼女はそれを拒否し、上院議員の投票に待つことになりました。政府は与野党に属していない独立議員にすりよりあの手、この手で彼女の支援要請を繰り返しています。さて来週の議会はどうなるか?