(スポーツ)

1)さすがにオリンピックが盛り上がってきました。日本が活躍して、私が職場で騒ぎ、他の人に嫌がられると言うのではありませ(それもありますが)テニスでチリナンバー1と2の選手がシングル、ダブルでメダルです。
準決勝のときなんか、金曜日だったのに仕事もしないでテレビを見ていた人間が多くいます。サンティアゴのセンターに街頭大型テレビがあるのですが、サッカーの国際試合のときと同じように5千人の観衆が騒いだそうです。なぁなんでも良いのですね。愛国心をかきたてることがあれば。
さて土曜日ダブルスの決勝があり、ドイツと対戦したチリの二人は3対2で苦戦の末勝利。金メダルです。なにしろチリにとって近代オリンピック史上初めての金メダルです。
さっそく国中に旗をたてた車があふれ、クラクションを鳴らして行進しました。(サンティアゴだけではありません、地方都市でも同じです)
しかし私は文句を言っています。この金メダルの後、大統領が二人のテニス選手はチリの若者のお手本だとコメントしていますが、政府がスポーツ振興に関し金を出さず、大半の選手は自己負担でトレーニングをつんでいます。それでは強くなるわけがありません。オリンピック委員会なんかも同じ調子。もう少し本気でやってほしい。この金メダルもチリの政府関係者がえらそうに言えるものではありません。
私が富豪になればチリのスポーツ振興に金を出すと宣言すると、職場の兄ちゃんがたから、藤尾さんが金をつかめば、フジモリと同じですぐ日本へ逃げ帰るだろうって言われました。失礼な。

2)で、普段なら週末の話題の中心になるサッカーも今週はかすんでいました。
ところで、チリの一部リーグのチームに日本選手が参加しています。高橋さんと言いますが、彼が私のやっている日本人学校のサッカー教室で子供に見本を見せてくれることになりました。しかし日本人の活躍の場も広がっているものですね。昔は南米に住む日本人と言えば、政府の方針にのった移民と決まっていたものですが。がんばれ高橋さん。

3)登山
チリの最高峰オホス・デル・サラド6893mに登っているスイス人二人が行方不明に。既に1週間経過して心配されています。
チリとアルゼンチンの国境にある山ですが、アルゼンチン側にも下りた気配はありません。この山に冬に登ると言うことは素人ではないでしょうが、積雪が1メートル、最高温度がマイナス10度では厳しいです。 
途中にある避難小屋に入っていれば助かる可能性がありますが。


以上