(経済)

1) 中銀の発表で今年のチリの経済成長は4.5−5.5%、インフレは2.8%と大きな数字にはならないとし、巷で言われる経済の過熱は起こらないだろうとの強気の見解です。銅の価格はかなり落ちてきているし、株式市場も調子悪いですけれど。
2) 港湾労働者のスト
北部アントファガスタの港で始ったストが、他の港にも伝染し、チリの港の大半が麻痺しました。労働者がテレビのニュースで「政府が何を言っても私たちがストをすれば国が止るのはこれではっきりした」とコメントしていました。
確かに輸出のための果物の採取が止り、季節労働者を大量に解雇することになるとか、北部の港に輸出用の銅が山積みとか、エクアドルのバナナの入荷が止ったので、急にバナナの値段が倍になったとか。
2週間以上も続いたストは週末、唐突に終了しましたが、もちろん詳細は分かりません。政府が労使双方に圧力をかけ、金を払え・解雇しろの両方から攻めたのでしょうね。しかし港湾労働者のストがこれほど効くと、次は鉱山労働者がマインを止めてしまう騒ぎになるでしょうね。政府はストは終わったと発表したが、組合トップはまだ未解決とコメント??