(一般)

1) サンホセ鉱山の生き埋め事故
33名の鉱山労働者が生き埋めになってからもう2年たったわけですね。今週、その記念行事が同地で行なわれ、ピニェラも出席しました。思い出します、私は誰かは救い出されるが大半は死亡するだろうと思っていました。私の予想はうれしいことに外れたわけです。チリの実力と運を感じさせました。

2) 銀行カードの偽造
第9州テムコを中心に自動キャッシャーに装置をつけAMT利用者のカードから情報を盗み出し、後で現金を引き出す犯罪が急増。被害にあった客が銀行に保障するようクレームしています。しかしそんなに簡単に情報と言うのは盗まれるわけですね。

3) スキー客の増加
特にブラジルからの観光客が30数%も増え、スキー場は雪は少ないがスキー客は多いと喜んでいます。サンティアゴ近郊のコロラドスキ−場に訪れたスキー客は8万人と前年対比20%アップ、ホテルは100%埋まっているらしい。9月のシーズン終了までその好調状態が続くと見られています。

4) 昨年の空軍飛行機の事故の原因究明
長い調査の結果、原因は気候を的確に把握していなかったのと、パイロットのミスがあったという結論になりそうです。最終結論がでた段階で、被害者の家族と補償問題を話し合わなければなりませんね。

5) 自動車の免許書
これから随分難しくなりそうです。今なら新規でも免許書書き換えのときでも簡単に済まされていましたが、新規のシステムでは半数は再度アタックする必要があるほど、ハードルが高くなるらしい。とにかく大半が合格していた試験が半数落ちるほど難しくなるわけです。
自動車事故を減らすためアルコール運転を極めて厳しく取り締まり中ですが、同じように誰でもすぐに免許が取れるシステムを実際に運転できる能力のある人にだけ免許書を出す方式に変えるとか。

6) 虎の日
世界的に虎の日と呼ばれる日があるそうです。その日に、サンティアゴの首都圏動物園で虎が射殺されました。皮肉な結果ですが、これはその日、動物園の虎が、それは白い虎でしたが、飼育係を襲い、重傷を負わせたためです。動物園の重役が,やむを得ない処置だったとテレビでコメントしていましたが、動物愛護協会はこれに激しい怒りをぶつけていました。動物園のエラーで飼育係が怪我をして、そのため白虎が射殺されるのは認められないというもの。ちゃんとルールがあって、虎の檻に入るときにはどのサクの鍵をかけるなど、決まりがあるのですが、それが守られていなかったわけです。白い虎は人工の産物で、自然にはほとんど存在しないらしい。白色では目立ってしまい、獲物に近づけないから。
その動物園には例のペンギンの件で、何度も訪問し、園長などと面談しているので今回の事故の扱いにくさも良く分かります。