１） 火事
今週のチリのマスコミは火事のニュースが中心。テレビは特別番組で火事ばかり放送していました。なんだかチリには銀行強盗も交通事故もない見たいです。
あっ、チリの風も火事のニュースが多すぎる？確かに妊娠中絶法案とかマプチェ問題とか書いていませんね。
さて一番、ショックだったのはサンタ・オルガと言う町の火事です。その4千人が住む町は両側が山で、火事が両方から街を襲い、約千軒の家が全焼。まるで空爆を受けたシリアの街のようでした。死傷者が無かったのは避難が早かったからです。
しかし火事のおさまった二日目から復旧が始まりました。最初は焼けた家のトタンなどの排除でした。住民は近くの街の学校を避難所にして生活。最初泣き崩れていた人たちが立ち上がっているのがニュースに出ています。外部から来たボランティアがチリの旗を立て、地区の清掃を始めています。このノリ、盛り上がりがチリの良いところですね。地震の時と同じく、市民が立ち上がって基金を集めています。私の所も及ばずながら協力させてもらいました。
