チリの風 その1096 2024年5月13日ー19日

最低気温マイナス1度を記録した寒い日が続くサンティアゴです。なんでも5月としては過去50年で一番寒いとか。去年は今頃27度もありました。
それでも太陽が出た午後は公園に行って日の当たるべンチに座ってオカリナ笛の練習をします。楽しいです。
ところで来週は明日から雨で4,5日も降り50ミリから80ミリの雨量が見込まれるとか。何も出来ませんね。
今週も毎日楽しみました。妻の体調が悪かったので病院に行きました。そこで老夫婦にあったのですが、奥さんによるとご主人は大学で教鞭をとっていて80歳になってからも仕事を続けたとか。定年になってから仕事の量は減少したでしょうが、80歳を超えてまだ仕事をしたなんてすばらしいですね。
今週は街の散歩をしました。プロビデンシアでイサプレの事務所に行って手続きをしてから、川の近くの道を歩いてイタリア広場に。そこから森林公園を通ってセントロへ。美術館は閉まっていたので入れませんでしたが、アルマス広場の前の歴史博物館に入りました。もうそこへは数十回行っていますがいつも楽しいです。それから今年のカマラの講演はラパヌイに関してですが、毎日、練習をしています。
スポーツはいつもの通り、マラソン練習を二日と登山と丘歩き。登山でいつもの展望台に向って歩いていると、周りには誰もいませんでしたが、それを孤独と感じるか自由と感じるか気持ちは分かれますね。それでも美味しいものを食べて好きな運動をして趣味の勉強をしていけるなんて、何と幸せでしょう。

(政治)

1)ボリッチ動向
南極でロシアが大量の原油が貯蔵されている場所を見つけました。南極でその活動は国際条約で禁止されています。その地区はチリ、アルゼンチンそしてイギリスが自分たちの領土だと主張しています。ボリッチは、国際条約の通りに約束を守るとしていますが、ロシアがそこから原油を採掘し始めれば態度を変えるでしょうね。
それから第7回チリ国際投資会議に出席し、チリへの投資を呼びかけました。28か国の100を超える企業の代表を前に皆さんの投資が上手くいって進展するようチリ政府は応援しますと約束しました。
そして警察軍の創立記念行事に参加しました。97年目です。ところで先の大統領選挙でボリッチに負けたカストはスペインを訪問し、右翼グループの集会で演説しましたが、その中で「ボリッチは社会騒乱の時、反政府グループのリーダーとしてお前たちの好きなようにはさせないぞと警察と対決していたが、今は皆さんのおかげで社会が安定するとすり寄っている。そんな人格で大統領が務まるのか?」としました。
CAE問題
大学生への奨学金ですが、大きな問題になっています。ボリッチたちの学生運動の時、「それを無理に返還させるな、国が助けてやれ」と訴えていました。で、自分たちが政権を握ったので、それを実施しようとするとその資金はどこにあるのと言うことになったわけです。無理やり実施して国が破産するか、急にトーンを変えて、10%だけ値引きしますとするのかな?
地方選挙
10月27日に州知事や市町村の地方選挙が行われますが、その候補者を選ぶ与野党の第1次選挙が6月9日にあります。
それは全国で60の市・区で実施されますが、私の住んでいるラス・コンデス区はありません。
民間健康保険イサプレ
国会で承認されました。今まで必要以上に支払っていた金額が各社の契約者に平均で毎月1万1千ペソが13年払われるとか。68万人ほどの契約者がいます。私もその一人ですが、65歳以上は13年でなくもっと短い期間に支払わるとか。もっとも各保険会社はそれを払うため、毎月の保険金を高くする計画とか。
何それ、国会はその値上げを許すの?

(経済)

1)銅価格と為替
銅価格はロンドン市場でなんと過去数年間で最高の5ドルに近づきました。ニューヨーク市場では5.08ドルでした。そのため為替は1ドル900ペソを切りました。
891ペソまでペソ高になっています。
これはチリ経済に好影響です。財務大臣は今年のGDPは当初の予想より上の2.7%になるだろうとニッコリです。ガソリン価格も値下がりするとか。

(一般)

1)犯罪
サンティアゴの不法建築の貧民街に警察の手が入り、撤去作業が始まりました。その中の住民が「警察はいきなり催涙ガスを打って突入してきた。ここには年少児や年長者も多くいるわけで、そうした虐待行動は住民を傷つけるだけではないのか?」としました。もちろん何週間も前からこの不法建築を撤去しますので家具をもって退出してくださいと連絡しています。全国各地にこの問題はありますから、政府が本気になれば大混乱になるでしょう。同じようにサンティアゴの中心部を流れるマポチョ川にテントを張って住んでいる多くの人を除去しました。これは明日からの大雨でテントが流される可能性がありますからね。
トラックのグループが主要道路で駐車するデモをして、交通遮断の事件が起きています。彼らは社会の安全のため、軍隊を前面に出せと要求しています。
最近、チリで移民グループの犯罪が多いと言われますが、なんとアメリカにチリの犯罪グループが100もあって、活発な活動をしているとか。アメリカ人にチリ人はすぐに出て行けと言われそうですね。
2)公立病院の不正
 サンティアゴの南部にある公立病院ソテロ・デル・リオのダイレクターが辞任(もしくは解雇)しました。その理由は手術などの手当てを受けるのに長い間待たされるのですが、そのリストを破棄したからです。患者の中には手術をしてもらうのに10年たってもまだ連絡がこないとする患者がいます。
 その長い期間を待たされる患者で死亡したのが全国で何万人もいるとか。
 病院の施設・医師が実態に適合しないと言うわけですが、ボリッチだけの責任ではなく、歴代大統領が改正しようとしても上手くいかなかったと言うわけです。
3)冬休み
今年は風邪(インフルエンザ)の患者が昨年の2倍以上と言われます。病院にベッドが不足してきたと言うニュースもあります。
そのため、生徒にそれが影響しないように冬休みを早めに開始すると言うコメントがありましたが、教育相はそれを認めませんでした。
病気が怖いから、私は病院に行ったときはマスクをしました。地下鉄に乗る時もそうします。

(スポーツ)

1)テニス 
ローマの大会でベスト4にチリ人選手が二人入りました。歴史上初めての事です。その一人タビロは途中に世界1のジョコビッチを破っています。
もっとも準決勝で敗れました。もう一人のジャリーは決勝まで進出しましたが、残念そこまで。しかし頑張りました。
2)サッカー
国内リーグ戦は人気のチリ大学とカトリカが対戦しました。国立競技場を4万5千人のファンが埋めました。首位のチリ大学はそこまで無敗だったのですが、その日、カトリカに敗れました。2位はイキケとカトリカですが、首位との勝ち点の差は4です。
もっとも明日に試合が予定されているチームがありますから、上記の数字は変更される可能性はあります。
人気のコロコロは勝利で4位です。

以上