チリの風 その1001 2022年7月18日ー24日

南の旅から戻ってきました。嫁さんがドイツ風菓子のプロ養成コースに参加して勉強するのを利用して、そのプエルト・バラス市と近くの観光地フルティジャールを訪問したわけです。
今住んでいるサンティアゴのマンションが売れたら、フルティジャールに移住するつもりですから下見の旅になります。
嫁さんのブーツが毎日の雨で役に立たなくなってしまい、ゴム長靴を捜して買いました。ゴム長靴をはくと、私は避けて歩きましたが、彼女は水たまりの中を子供のように楽しんで歩いていました。
雨に弱い私は毎日の雨を嫌がりましたが、そこはその雨が通常なわけd、それになじめなければ移住は無理ですね。
さて向こうのホテルも、往復の便もほとんど満席で観光が通常化してきているのが分かりました。

(政治)

1)ボリッチ大統領動向
 ボリッチは新しく開通した首都圏の東アメリコ・べスプシオ高速道路の開通式に参加し、こうして各区の間の交通・連絡が進み共通して発展していくのが素晴らしいとしました。
2)新憲法
 政府は内容を理解して投票しようとするキャンペーンを開始しました。
 新憲法賛成の運動で話題になったのはラテンアメリカで有名な歌手のシャイアンをその宣伝に使いましたが、許可なくイメージを使用したらしく問題です。また同グループの運動員にサッカーチリ代表のユニフォームを使ったのも批判が出ています。国連の人権委員会のトップを務める元大統領のバチェレットがチリを訪問し、ボリッチと3時間にわたる面談をしました。他の元大統領が反対の票を投じるとしていますが、彼女は新憲法に関し、それが完ぺきとは言わないが、現行憲法を改善しているのは自明で、私は賛成票を投じるとコメントしました。
 まだ賛成も反対側も大きな動きにはなっていませんが、市町村長などが中心になって運動を準備中です。

(経済)

1)銅価格と為替
1ポンド3.34ドルと先週よりずっと高くなりました また1ドルは957ペソで閉めましたが、一時921ペソ迄落ちています。
それでも1000ペソを越えてた時より中銀介入もあって落ち着いてきています。
それとは直接sには関連しませんが、政治の不安定さと外部との関係の動きはチリ経済の低迷に大きく関連するだろうとのコメントが出ています。
新税制に関して経営者グループが少しづつ前進するのを願う、いきなり大きく変われば安定性が失われるとしています。
またこのペソ安で、移民がチリを離れるケースが増えているとか。外国からチリに来て、もらう給料の一部を母国に送っているのに、それがみるみる内に減少し、何も送れなくなったとしています。

(一般)

1)マプチェ問題
アラウカニア州(第9州)がその問題の中心ですが、その南の州にも問題が広がっています。マフィルやロンコで車両・重機・家屋への放火事件が起きています。
マプチェの最尖鋭グループの動きとか。
ところでカナダを訪問中のローマ法王が現地の先住民に皆さんの先祖にカトリックが問題を起こしたことをお詫びしますとしたとニュースに出ました。アメリカ・アジア・アフリカ・オセアニアでスペイン・ポルトガルを使って同じ侵略を繰り返したわけで、その事故批判だけでなく、その犯罪を償うことは出来ないのでしょうか?

それから、今年に入って今までに700名を超える警官が辞職しました。マプチェが警官を狙って発砲する事件が多く出ていますが、もちろん首都圏の犯罪の増加も警官の生命の危険を増やしているのは確かです。それで警官を止めてそのほかの機関の安全関係の仕事に就いた方が良いのではとしているらしい。給料も民間の方が良いでしょうね。
昨年より3割以上も辞職する人が増えているとか。
外国からの麻薬組織がチリに続々と進出していますが、その一つのべネスエラから来た「アラグアの汽車」が勢力を伸ばしていますが、今週その3人が逮捕されました。
2)コロナ問題
今週は大きな動きはなく、毎日7,500名ほどの新規患者が出ています。
今週の私たちの南への旅で、飛行場、ホテル/レストランなどで移動パス(ワクチン4回の接種証明書)を要請されました。
そのため、新規患者が増えていても、以前のような自宅待機令はでていません。

(スポーツ)

1)サッカー
人気3チームの結果はコロコロは勝利、チリ大学とカトリカは敗戦。リグ戦の首位はコロコロで、変わりません。


以上