季節が変わってきているのを感じます。私の好きな外路樹リキダンバルの紅葉が進んでいます。今までシーツだけでしたが、今週から毛布をベッドに置きました。
朝7時頃、私の家の前で車のクラクションが騒がしくなります。それは休みが終り学校が始まり交通渋滞がひどくなったからです。この１週間で33%も交通量が増えたとか。
トレッキングをするため、山岳公園の入り口近くまでバスに乗ると先週までは20分で着いたのに、今週は35分かかりました。
ただ心配された魔の月曜日はそれほどの大問題にはならなかったようです。
日曜日、マラソン練習を3名で。私はゴールまで走りきりました。
（政治
１）ピニェラ動向
彼が大統領について1年が経過しました。政府は方針を決め、それを実行するわけですが、その初年度の実施率は23%とか。そこそこですね。軍の掌握が出来ていないこと、犯罪のコントロール、マプチェ問題、汚染問題とか手のついていない重要な事項が幾つも目に付きます。2年目はどうかな？
金曜日、彼は国際女性デーを市民も混じえてモネダ宮殿で祝いました。ピニェラは女性の持つ役目、重要性などを強調しました。先週まで彼はバチェレットを批判していましたが、今週はトーンが変更し、式典の中でチリ・世界でがんばる女性としてバチェレットが出て、ビデオでみなさんの健康と健勝をお祈りしますとしました。誰かが、新旧大統領の争いは見苦しいとコメントしたのでしょうね。
ところでチリの富豪ランクで 首位は女性のフォンツボナで150億ドル、ピニェラは5位で28億ドル。彼にはもうそれ以上の資産は不必要ですね。
ベネスエラの話題は継続です。
チリの左翼グループに分裂の危機。と言うのはマドゥロ支持一辺倒ではチリ国内の左翼層から疑問・批判を得るかもしれないと考慮する勢力が出てきました。
国連も双方からの要請で、実地グループを来週に送る予定です。
そしてバチェレットはマドゥロ政権下で人権問題があるとコメントしました‼??。
所で、先日、ベネスエラを目指していた救援物資はどこに行ったのでしょう。コロンビアの倉庫に入れられているのかな？ グアイドが今週、カラカㇲに戻りましたが、空港で逮捕されるのを防ぐため、数カ国の大使が出迎えました。その中の一人はチリ大使でした。その手が当って彼は自分の家に無事到着。毎週、この先どうなるかドキドキしますね。
２）ボリッチ事件
彼は学生運動出身の新左翼の下院議員です。右翼の政治家グスマンを殺しフランスに亡命したパルマに会うため去年11月にそこを訪問しました。その頃、殺されたグスマンのデザインされたシヤツを手にして微笑む彼のビデオがニュースになりました。国会で、それは議員として適切な行為かどうか議論され、結論は不適切になりました。制裁金として給料の5％を徴収することになります。一時 チリの学生運動に希望を持ったのですが、この彼のケースのように、レベルが低いのでがっかりです。
（経済）
輸出の減少
チリの2月の輸出は55.5億ドルと前年対比12.3％の減少。2016年4月以後の最も悪い数字でした。その理由は銅にあり、銅の値が前年対比下がったこと。それに2月の北部の雨で船積みが遅れたとしています。
一方、輸入は4.5％の上昇。それでも貿易収支は2.7億ドルの黒字でした。
今年度の１－３月の経済は2.5%の成長と予想されています。
アメリカのGS社の発表で今年度の銅の平均予想価格は3.2ドルとされました。その条件として米中の貿易戦争の終結が上げられています。今週は2.90ドルと先週より少し下がり為替は670 ペソと規則通りペソ安になりました。
３）ガソリン価格
先週まで19週連続でガソリン価格が下がりましたが、今週は風が変わって値上げ。
もっとも日本円にすれば1円とか2円の値上げですが。
（一般）
山火事
消火に当っていた大型飛行機の１機は先週、残りの１機も今週アメリカに戻ります。すべての火事が沈静したのでは無く
山火事は11 か所に減少とか。もっとも先週と同じ火事では無く、どこかは消えてもまた違うところで火が出るわけですね。
テムコ近辺で大規模の火事が発生と言う悪いニュースもでています。
２）男尊女卑
この国に住むのに男と女はどちらが有利かと質問すると世界で最も「男」と回答したのがチリ（72％）続いてハンガリー、アルゼンチン。中位にアメリカ50％、日本は45％。もっとも低い数字はポーランドの33％でした。
その風潮を自分たちの手で変更しようと全国各地で女性の日（3月8日）デモが実施されました。サンテイアゴでは新聞に19万人が参加したとか。40万人と言う説もあります。この人数はすごいですね。
しかし女性の日の今週、2名の女性が殺されました。夫婦（カップル）の間で問題が起き、それが殺人事件になるわけですね。今年になって11名もこの理由で死んでいます。
マプチェ
ニュースにならないときはないし、それがほとんど悪いニュースと言うのが悲しい。今週も南 部で重機器とトラックの計５台に放火されました。
バチカン
もう毎週、このニュースが出ない週はないですね。今週はなんと総本山カテドラルの中で神父による性的暴行が実施されていたと報道されました。チリの大司教エサッチは、同様事件が以前にもありましたが、被害者の悲しい・苦しい心境より部下の面子を保持せんと沈黙を保持してきました。裁判所も 速く結審して有罪にしてほしい。今週のミサに彼は欠席したとか。信者がミサに行くのを2.3月止めれば、チリのカトリックは変わりますよ。
