(政治)

ピニェラ動向
市民調査でピニェラを支持するは37%、不支持は39%。人気の無かった2次バチェレット政権の時より支持が低い数字。経済問題にマプチェ問題が大きく影響しているようです。
所で市民調査の続きですが、人気のある政治家のトップ5は次の通りです。
1ラビン(ラス・コンデス区長)、2バチェレット、3ピニェラ、4ボリック、そして5ジャクソン。最後の2人は学生運動出身の新左翼の政治家。

マプチェ問題
ピニェラは9州の機動隊を撤去すると発表。これは従来の路線を大きく変更し、柔なんにしたわけです。経済発展から地区の繁栄を捜すのですね。野党、例えばDC党員がこれを支援するとコメント。もちろん、与党内からの異論がでています。とにかく新局面を向えています。この方針の大変換は側近のみで決定し、大臣との打ち合せはなかったのでしょう。私の想像するところです。
政府と警察の亀裂が問題になっています。警察の将校クラスのフランサニは内務省の指示で席を失いました。理由はマプチェ青年殺人ですが、内容は良く分かりません。それなら虚偽の発表をした陸軍長官ソトを首にすべきでしょう。彼はフランサニの件を事前に知らされていなかったとか。    
バチェレットが先日のマプチェ青年殺人に関しピニェラ政権を批判しましたが、マプチェのゲリラ組織CAMのリーダ−は「笑ってしまう、彼女の政権時にも同様の殺人事件は起こっている」とコメント。

ラ・レグアの壁撤去
そこはサンティアゴで最も暴力組織の強い地区。現地にピニェラが赴き、その壁の撤去をチェック。壁があるともう一方の入り口に見はりを置けば警察・敵グループの侵入を防げることになります。長期にこれの撤去ができませんでしたが、やっと成功。これで正常な捜査活動がはじまりそう。
私はそこに入ったことがあります。そこをベースにした小説「奇跡の更生」を書くためどうしても中に入る必要があったわけです。入出に苦労しました。ちやんと本になりましたよ。さあ、これからどうなるかな?