(一般)

1) 老齢化
去年の人口調査で初めて60歳以上の中高年の数が15歳以下の人数より多いことが認定されました。1990年の中高年層は165万人。それが2017年は344万人に。逆に15歳以下は372万人が342万人に減少です。この傾向は将来さらにひどくなりそうです。この中高年問題は年金問題と直結です。
2) 警官の不祥事
6名の警官が逮捕され、直ちに免職処分になりました。彼らは暴力団の手先・協力をしていた由。メキシコなら日常茶飯事ですが、チリでは珍しいことですね。
もう最近、犯罪に関するニュースが溢れていますが、今週、ショッピング・モールの強盗事件で総額1億ペソのグッチのハンドバックを奪ったグループが逮捕されました。その一人、13歳の少年は先週、少年院から出たばかりとか。その子供をどう取り扱えば良いのでしょうか。
警察軍・陸軍の上層部の不正事件が長い間、問題になっていますが、大きな動きはありません。ピニェラが怪しい上層部をきれいにすれば、左翼側からも喜ばれるでしょうが。

3) カトリック
2010年と2017年の比較で信者の献金は1%増えて年間33億ぺソになりましたが、その数は56000人から44000人と減少とか。つまり教会に見切りをつけた信者が増えたので、それを心配する残留した信者が寄付の料を増やしたのですね。
カトリカ大学の学長が「私たちはチリのカトリックを代表する機関の一つだが、現状を見ると、チリのカトリック教会は犯罪と悪趣味の区別が分かってないようだ」と苦言。今週も教会組織の家宅捜査とか調べは続いています。
カトリックだけでなく、プロテスタント教会の神父も今週、同じ罪で逮捕されました。
4) 地下鉄
竣工50周年記念の式典が実施されました。フレイ政権の時に工事が始まり、次のアジェンデ政権はもたもたしていましたが、軍事政権の時に、1975年、操業開始。ピノチェットの時代にもうメトロが走っていたのですね。
その頃に車輪を鉄でなくタイヤにしていたのですから進歩していました。札幌の地下鉄と同じシステムです。