１） ピニェラ動向
先週、最南地プンタ・アレナスに行ったので今週は逆に北部のイキケに。彼の乗る車のフロント・ガラスが抗議グループに割られましたが、彼に被害はありませんでした。
２） 年金制度
ブラジルの新大統領ボルソナロはチリ式年金を参考にして現行システムを変更したいとコメント。
世界機関の発表でチリの方式は世界8位に評価されました。トップはオランダ、次いでデンマーク。チリの世界8位はすごいですね。
しかし、今週、また現行年金制度反対のデモがありました。おばちゃんが、チリ式が世界８位なんてその人たちはチリの実態を知らないとコメント。
このため、ピニェラはこの日曜日、会議を招集し、この問題を検討。夜に全テレビ局を通じて新方式の提案をしました。
大きく分けて二つの変化があります。
１） 今までの給料から10％天引きし積立金にしていたのを14％に上昇させる由。これで将来もらえる年金が40％上昇。もちろん、各自の将来の年金はあがりますが、毎月の給料は減りますね。
２） しかし現在の年金生活者には、これは全ったく影響しません。270万人と言われる年金生活者の半数は惨めな年金額とか。これに政府は特別手当を出して年金額が増加する予定。
このアイデアが国会に送られます。
３） 学校安全法案
先週否決された案件が今週は可決されました。もちろん、与党側が譲歩に譲歩を重ね、野党の言うようにオリジナルを変えたので通過したわけ。野党議員が「ピニェラは政府案に反対する議員は非愛国者と言うが、そんな極端な大統領は今まで見たことがない」とコメント。
