(政治)

ピニェラ動向
夜9時にテレビでニュースを見るために椅子に座ると政府の宣伝が始まりその後ピニェラが演説を始めました。
その日は新税制の説明が主要な課題だったのですが、いつものように教育問題から市民の安全、そして経済と大風呂敷。派手に騒ぐので信憑性が少なくなります。10分少しで過去5か月の自分の手腕を全部説明できるわけないでしょう。
新税制は今までの複雑なシステムを簡略化すると言われますが野党側は税収入が減少するとクレームしています。つまり誰かに有利になる仕組みかな?政府はそんなことは無いと否定し公明正大としています。

今週もピニェラはチリ各地訪問して現地の人と交流しました。先週、話題になった軍事政権の時の被害者の記念館に付けくわえ、新しく民主博物館を作りたいとコメント。意味があるのかな。最右翼のUDI党はその中に左翼に殺された自党の創始者グスマンの思い出を飾りたいとしています。 

貧民層の縮小と貧富の差の拡大
毎年のように貧民層の数が下がっていますが、逆に問題は所得格差の拡大です。それが社会問題を増加させる原因になりますから。ピニェラはどんな手を打つか明言無し。

バチェレット動向
今日の朝、彼女はジュネーブに飛びました。4年間、国連で人権問題に関する部門の重要な役割を果たすとか。
今週、彼女はピニェラと集まりで顔を合わせましたが冷たい接触。先日、彼女が「ピニェラは政治・経済ですべて順調に進んでいると言うが何を根拠にそんなことを言うのか。投資も失業率も数字を見る限り私の政権時を凌いでいるとはなっていない」としましたから、顔も見たくないと言う雰囲気でしょう。