(政治)

ピニェラ動向

先ず南部訪問。先年の山火事で全焼した村の再築を確認。
そしてイースタ−島へ。観光ビザでの入島は30日までとすることを約束、法令化準備とか。そして島の名前をラパヌイに戻すことも約束しました。
世論調査の結果で彼を支持するは56%から47%に落ち、不支持は45%にアップ。ただ政権を支持するは51%、不支持は42%と内閣を含めた政権全体は過半数の支持を持っています。

バチェレット動向

最近、また彼女はマスコミに出るようになりました。今週は彼女が作ったシンク・タンクの発足式。元の部下・仲間が多く集まりました。
今週の世論調査で、次期の大統領に相応しいのはと言う質問にトップは新左翼のサンチェス、2位は同点で右翼のカストとこのバチェレットでした。ほとんど意味はないでしょうが。隣りのアルゼンチンで前大統領のクリスティーナの汚職が暴露されましたが、ブラジルと同じケースですね。彼女は次の選挙に出るつもりですが、まさか勝つわけはないでしょう。彼女のばらまき政策で国が破産寸前です。
チリのケースでも他に左翼系の候補がいなければまたバチェレットが出るとか?そんなことは止めてほしい。
ところで彼女、もしくはその側近が隣国の例のように汚い金を懐に入れていたと言う問題が出る可能性はあるでしょうね。彼女の息子の嫁は有罪になり罰金刑を言い渡されました。刑務所には入りませんが。
ところで今週テレビに出たバチェレットは整形をしたのか、化粧が変わったのか前より若く見えました。
最後に青少年局(セナメ)が運営する少年院で死亡者が多く出ていることはチリの風にも良く出ますが、国際機関がその問題を指摘し、チリ政府の対策が不足としました。一人や二人でなく百人も死亡しているわけですから誰の目にも異常事態は明らか。バチェレットは何もしませんでしたね。最悪の対応です。そこでピニェラは前政権の組織を解体し新しくすることを考慮中とか。どうなるかな? 
先週、ブラジルで収監されているルラ元大統領の時の外務大臣がアルゼンチンのクリスティーナ陣営の人間とローマ法王と面談しています。そのグループにチリ人カルロス・オミナミ元大臣が入っていました。
彼がそれに関し新聞に次のように書きました。「ローマ法王と会話できたと言うのは自分の人生の最大の出来事の一つで感激した。彼に、確固たる証拠もなく有罪になっているルラを援護する仕事を自分たちは行いたいとコメントした」
もちろんその裏には法王に後ろから私たちを援助してほしいと頼んだのでしょうね。ルラだけでなくアルゼンチンのクリスティーナやチリのMEOも含め、全部汚職で問題になっているわけで、ローマ法王はそんな彼らの仲間とニコニコ笑って話し合うと彼も疑われないかな? 
その怪しいルラは次の大統領選挙に労働党候補として刑務所から立候補しそうですね。何それ?