１） 犯罪
エクアドル人グループが通行中の女子大学職員に襲いかかり財布・携帯を奪うため殴る蹴るの暴行を加えました。女性は病院に送られたが死亡。防犯カメラに映っていたグループは一人を除き4人全員逮捕され裁判所に。結審するまで刑務所に入ります。
しかしニュースはまだ続き、その中の二人が刑務所の中で他の囚人にリンチされました。エクアドル大使は犯人は母国の刑務所で服役できるようチリ政府に依頼すると発表した。 今日、チリの刑務所に収容されている外国人が60名、国外追放になり国境線まで移送されました。大多数はボリビア・ペルー人でした。これからまだ200名ほど追放処分になる様子。エクドル人犯の暴行事件が起きたとき、刑務所の人間が適切な処置を取らなかったと起訴されています。まさか刑務所内で他の囚人にこのエクドル人がチリ人女性を殺したと大声で連絡したのではないでしょうね。チリの刑務所内の秩序が通常ではないという問題は長い間言われているのに改善なし。
サンティアゴで一番危ない地区はラ・レグアと言うところですが、そこで麻薬組織の争いが起こり、その銃撃戦で一人の少年が死亡。いつまでたっても警察の力不足が変わりません。
それからサンティアゴからビーニャへ行くバスの運転手が酒酔い運転をしました。乗客がそれを知って警察に連絡、目的地に着いたところでチェックをし、アルコールが検出されたので逮捕。でも裁判所ですぐ釈放されました。乗客がチリの裁判所はおかしいと怒っていました。バス会社は運転手を解雇しましたが、規律が守られていなかったことにはコメントなし。
警官が怪しいと思われる人間を尋問するのは通常ですが、最近その頻度が上がっている。それを野党側が人権問題だとクレームしましたが。ピニェラはそうした尋問で逮捕状が出ながら逃げている人間が何人も捕まっているのは素晴らしいとし、その継続を警察側に要求するとともに検察・裁判所にも犯罪縮小のため円陣を張ろうと呼びかけました。
２） カトリック
もう同じ問題で面白味はないですが、ローマ法王はチリのトップのエサッチ大司教とか、ランカグアで問題になっているゴイッチ司教を辞めさせる方針とか。
法王が送った特使はチリでの仕事を終え、帰国しました。検察はこれから神父関係の性的事件をどう裁くか、量が多いだけに頭が痛いでしょうね。
