1) ピニェラ動向
新聞にピニェラ政権発足100日と言う特集記事がでました。3月からもう百日経過したわけですね。もちろん二つの見方があるわけで、口ほどでもないとするのと良くやっていると言うコメントです。しかし現在は政府が動いている(うまく稼働しているかは別にして)のが感じられます。バチェレットの最後の頃は完全に停滞していました。
所で今週、大統領の恩赦で3人の囚人が釈放されました。その一人は軍事政権の左翼弾圧で有罪になった元軍人ですが、ガン末期が釈放の理由です。
ピニェラを支える与党グループの一つRN(国民改革党)と政府の間にヒッチがありますが、1次政権の時と比較するとそれほど深刻ではない様子。
2) 野党側の動き
野党のキリスト教民主党DCの新党首が今週、就任しました。しかしその就任式に野党グループの社会党や共産党などを招待しません。以前とは違うと表明しているのですね。もっともそれを嫌ってDCの国会議員で式を欠席したのもいます。いやはや。
最近、女性人権問題がチリで盛り上がっていますが、社会党は女性の権利を最も認めるのは自分たちとコメント。さてどうかな?
バチェレット前大統領の息子が裁判になっていますが、今週その彼が与党の国会議員などを名誉棄損などで告発しました。無実の自分を犯罪者扱いしたと言うわけですね。
3) ソキミチ鉱山
リチウム関連で毎週、話題になる会社ですが、今週も話題を呼んでいます。その会社が政治家に不正な寄付をしていたことから現職・前職の国会議員など10名ほど裁判になっています。それから前オーナーは疑惑続きで退社しましたが、同社に顧問と言う形で戻ろうとしたところ、政財界から猛烈な批判が出て取りやめ。いろんなことがありますね。