(一般)

1) オスカー受賞
チリの映画「ファンタスチックな女性」が今年度の外国映画部門でオスカーを受賞しました。監督・俳優などはモネダ宮殿に招待され、バチェレットと面談し、喜びを分かち合いました。さて主演の女優ダニエラは男性です。詳しいことは分かりませんが、男性として生まれたが、戸籍を女性に替えたのか、男性のまま女装して生きているのでしょう。
それで彼(彼女)のような性別問題をどう取り扱うか問題になっています。学校でもこの種の問題があるそうです。
2) 中高年の人生
チリの中高年(60歳以上)は半数が若いときは良かったとか、昔の方が幸せだったと思うそうです。それは経済・健康の問題を抱えているからで、5人に1人は一人で生活している由。
加齢により生活を楽しめないと76%がコメントしています。
3) 肥満問題
健康局の発表ではチリ人の40%は適正体重より超過重で、31%は肥満症、さらに3%は死亡に関連するほどの超肥満症とか。30から49歳のチリ人はこの割合が5%まで上昇とか。
同じ事が長い間、問題になっていますが、小学1年生でこの肥満症問題を持つのは西部のレンカ区やセロ・ナビア区では26%、東部のプロビデンシア区、ビタクラ区では13%。数字は2倍ですね。金持ちの住む東部で肥満症の子供が少ないと言うのは食べている食品が健康食、またスポーツをする機会があるからでしょうね。
4) 女性問題
今週は国際女性デーがありましたが、チリでも各地でデモがありました。バチェレットも参加しています。
さて女性の人権問題は世界中にあります。昨年、性的暴行を受けたかの調査で、チリ人女性は39%が何らかの被害を受けたと告発し、これはアメリカでひどい方から3番目。チリより悪いのはメキシコとペルーだけ。アメリカは22%、カナダは16%だったとか。こんな数字はピニェラ新政権で下がってほしいですね。
5) カバル問題
バチェレットの息子夫婦が起こしたのがカバル事件ですが、これがバチェレット政権にも大きく影響したと言うのは明白な事実です。この事件で検事から告発されている仲買い役のチャドウィックは2億ペソほどの罰金を払わされることになりそうです。同じく共謀で裁判になっているビアルは息子の嫁ナタリアに現金で4億ペソ渡したとコメントしています。息子とその嫁も有罪になる可能性が高いですね。
6) 低価格航空便
LAW社はこの2年ほどチリから海外へ低価格な便を提供していますが、最近、欠航が増え、空港で便を待って、2泊・3泊させられる客が出ていました。その会社が今週、すべての便の運航を中止し、新しいオーナーの参加を求めるとしました。海外でチリに戻れなくなった観光客は他の会社の便でサンティアゴに戻り、その追加費用の払い戻しを要求することになりそうですが、問題は帰りの便の費用を出せない乗客が多くいるとのこと。どうなるのかな?