(政治)

1) バチェレット
今週彼女が話題になったのは次の三つです。 
先ず、サッカーで、南米予選の最終戦対ブラジルを見るためサン・パウロに行きました。おばちゃんは行くだろうと先週、思いましたが、私の予想は当たりでした。 
野党側から多額の費用を使ってサッカーの応援はいかがなものかとクレームが出ています。2018年の予算でスポーツ局の費用が削減されていますが、このアホな旅が無ければその問題は無いとか。
大統領府の大統領日程にはブラジル訪問は出てきません。 
試合の後、ブラジルからイキケに飛び、翌日イキケで活動してからサンティアゴに戻っています。
今週はこのサッカーの話があちこちに出てきますよ。
もう一つはシリアから来た難民を迎えたこと。「皆さんが平和に、そして素晴らしい人生をチリで送られますよう手配させてもらいます」と歓迎の言葉。移民が急に増えているチリです。親が合法・違法でチリに入ってきても、子供には教育を受ける資格があると公立の学校は門戸を開いていますが、チリもなかなかやりますね。
それから先週の「私の政権は先のピニェラの時よりも光っている」と言うコメントで、野党側はカンカンです。
新聞に失業率、小学生の学力テスト、犯罪の増加など経済成長率だけではないいろんな比較が掲載されました。同性間の結婚、妊娠中絶を一部認めると言うのは新しいことですが、犯罪の増加、年金制度の問題など良くないことも多いですね。マプチェの問題は一気に悪化しました。
2) 大統領選挙は来月投票ですが、選挙の話が、一般市民の間で広がりません。もし与党のほとんどの党が応援するギジェルが1次を通過して決選投票に向かった場合、現与党のキリスト教民主党DCは誰を応援するのかでもめています。与党連合の崩壊かDC党の崩壊でしょうね。
8人の候補者の内、10%以上の人気があるのはピニェラ、ギジェルそして新左翼のサンチェスの3人だけです。