(一般)

1) 大学ランク
タイムス高等教育機関によるラテンアメリカ各国の大学ランクが発表されました。ベスト10にチリからカトリカ大学とチリ大学が選ばれました。その他はブラジル・メキシコ・コロンビアでした。
バチェレットはアルゼンチンを訪問した時、アルゼンチンの高等教育制度は進んでおり、無償化もチリより上としました。
ただし大学のレベルとしてはアルゼンチンは最上位がラテンアメリカで30位くらい、ペルー・ボリビアは50位にも入っていません。
その無償化に関し、今週の下院で来年度は60%の学生を無償化すると言う法案が通りました。ちゃんと実行されるのかな?
大学院生の数は2007年には20700人でしたが、2016年は47600人と2倍以上に増えています。
2) 警察軍の不正事件
とうとう元警察軍のトップが検察に呼ばれました。2011年の不正支出の容疑です。警察軍の現役も呼び出されているので、検察の手は警察軍が全組織が一丸となって不正を働いていたと言う方向に向かっています。258億ペソと言われる不正支出金をどれだけ国庫の手に取り戻せるかも注目されています。しかし警察軍と言うチリの4軍の一つを本気に調べ上げる検察の意気込みは素晴らしいですね。権力に負けず最後まで戦ってほしいです。
3) 女性暴行
先週、話題になったナビラの件ですが、彼女が高裁の減刑判決を不服として国際法廷に訴えることにしました。それを政府は援護すると言われました。もっともチリ国内の裁判所の問題を政府が他の国際機関に訴えるのはいかがなものかとする意見が出て、最終的に政府は手を出さないことにしました。何それ?
4) 大火事の後始末
半年前にチリ南部で起きた大火事の現場の再建築の様子が報道されました。ゆっくりですが、確実に家屋が建てられ、避難した人が戻っているようです。消滅した森林を復活させるため植林も進められています。
5) 交通事故
新車の数は毎年増えていますが、今週までの統計で今年の死亡事故は866件と過去5年で一番低いとか。勿論運転手の安全教育を推し進める必要があるとされているが、少ししは良くなっているわけですね。