(経済)

1) 中銀の固定歩合引き下げ
3.25%を3%に下げました。しかし前中銀総裁がバルデス大蔵大臣に「自己批判が全くない。チリ経済が伸び悩んでいるのは彼の政策に魅力が無いから投資が増えないのだ」と厳しいコメント。もっともそれはその大蔵大臣だけでなく、バチェレットに向かう矢でしょうが。
バルデス大蔵大臣はもうなすすべがなくギブアップ状態ではないかとするコメントが他の経済学者からも出ています。
銅の価格は先週とほとんど変わらない2.67ドルで、為替は1ドル661ペソ。落ち着いていますね。それでも昨年、一昨年より銅価が高いレベルなのはうれしいニュース。
2) TPP会議
アメリカがTPP不参加を言い出したことから、その前途を懸念する各国が今週チリに集まり討議をしました。自由貿易を確認し計画が頓挫しないよう全力で進むとなったようです。
しかし不思議なことにチリ国内ではこれはほとんど話題になりませんでした。一部のグループが反TPPを叫んでデモをしましたが、迫力は全く無し。
昔、TPPはアメリカにとってメリットのあるものだと言われましたが、そのアメリカが辞退するなんて、専門家の意見はおかしいですね。
3) サンティアゴ株式市場
4542ポイントを記録、4500以上になったのは2013年以来のこと。順調に上がってきているわけですね。