(政治)

1) ギジェルの政府批判
新聞に「どこに行ったバチェレット」と言う専門家の文章が記載されました。いつも私が考えていることです。
幼稚園の開所式とか老人ホームでインフルエンザの予防注射をするときにニコニコ参加していますが、マプチェがトラックを19台も燃やしても全く前面に出ません。
彼女の公約の20の病院の建設は現在までの所72%の進捗があるとか。完成・もしくは寸前が6か所、ほとんど進んでいないのが2か所。あとの12カ所はそここそです 
今週、発表された世論調査で次の大統領は誰になるかと聞くと1位はピニェラ、2位はギジェルと変わらず。 
そのギジェルはチリはすべての分野に問題を抱えているが、その解決を図るのに現政権は高所から見ているようで、現場の目がないと批判。与党内で論戦になりました。彼には現政府に忠誠心は無いのか、自分もその責任者の一人だろうと言うことです。
交通大臣の辞任がありました。いつものように「個人的な理由」で辞任したようですが、最後の記者会見で涙を見せながら「3年間この政権でやってきたが、あと1年がんばりたかった」とコメント。 
やっぱり世界最悪と言われるのバスの無賃乗車、タクシー対白タク(ユーバー)のコントロールがうまく行かなかったから首になったと言われます。 
彼が辞めた直後に、首都から南に行く鉄道が運行を始め、バチェレットはニコニコしながら、その汽車に乗り、皆さんのために働いていますとコメント。今までのバスよりずっと早く確実に中心街まで行けるとか。 
新交通大臣は次のトランサンテァゴのテンダーの前に自陣の再編成を行うと意欲満々です。
警察の不法問題で会計部門のトップが逮捕されました。理由が無いのに公金を抜こうとすれば誰かの許可が要りますからね。裁判の途中も刑務所に仮入獄らしい。
2) ピニェラ
彼のドミンガ鉱山計画が不許可になったことを受け、全く異なった二つの意見がでました。この計画は違法なだけでなく、自然汚染など他の問題も誘発する。もう一つは政治的な理由で計画を拒否しているが、地域の振興・チリの経済発展のためには不可欠な事業と言うのを忘れている。 
当初、この計画は自然環境の問題はクリアーしていると言われていました。 
新聞の社説に技術的な問題と政治的な問題が混ざっているとするコメントが出ました。
ところでこの鉱山の近くの土地をバチェレットの息子夫婦ともう一人の娘も購入しています。この記事が新聞に出るとバチェレットは「どうしてこんな問題に私の名前が出るのか。娘の土地は鉱山予定地から12キロも離れているし、わずか0.5へクタ−ルの広さなのに。」
ピニェラの関連会社がペルーの漁業会社に投資したことを始めピニェラの問題は山積のようですが、何と幽霊会社を利用して税金の支払いを逃れていたと言うニュースが出始めました。ここまで来れば彼の人気もその内、落ちそうです。