(一般)

1) 1月のチリの気候
先月はまさに異常気象だったようです。北部は大雨になり濁流による水害もでていますが、中央部の高温は記録的でした、最高気温の平均は過去20年で30度だったのに今年は33度。最高気温もサンティアゴが37度、第8州のロス・アンへレスは42度を記録しました。
2) ラパヌイ語
イースター島では先住民の言葉が残されていますが、一時、スペイン語重視の政府案がでて、公式にはラパヌイ語は使用できませんでした。このためその言語を話す人が減少し、絶滅の危機も噂されましたが、現在のラパヌイ区長は学校でラパヌイ語を教えることにし、先生にその言語を理解することを義務付けて子供に毎日、馴染ませるようにしてるとか。 さてどうなるかな?
3) 観光
火事に影響された地区は観光客が全く来ないとホテル・レストランが嘆いていますが、全般に見ると全く逆の状況で外国からの観光客は前年対比32%のアップになりました。トータルで約100万人です。もっとも半数以上がアルゼンチンからの客でした。
4) 年金制度
下院議長の前妻が刑務庁に働いていて退職、年金生活に入りました。そして警察グループ(刑務庁はその下部組織)から月約5百万ペソの年金をもらっているのが問題になりました。多すぎると言うわけです。調べてみれば、それは上限を超えているとして、最近、減額され150万ペソになりました。 さらに監査局が警察グループが年金を払うのではなくその基金を年金運用会社に渡しそこから年金を払うようにと指示しましたが、それが実現すると年金は50万ペソ以下になるとか。つまりそれがチリの現実なのに一部の公務員の高官は規則を無視して好きなようにやっているわけですね。チリの悲しい現実でしょう。