(一般)

1) 山火事の新記録
しかし暑い、金曜日のサンティアゴは37度を記録し、1月としての新記録。まだ暑さは続くとか。
山火事が増える原則として30・30・30が上げられます。つまり気温が30度、湿度が30%以下、風速30キロの条件で発火すれば大火事になると言うものです。
現在も第5州から第9州までの42カ所で山火事が継続中で10万ヘクタール以上が燃えました。過去50年間で最悪の数字とか。                       山火事は民家に迫り30以上の家屋が焼失。非常事態宣言が出されました。大変な事態です。
サンティアゴの空も煙で覆われています。これはいつものスモッグと違うのは山の上から見るとよくわかります。
一番初めは火曜日ですから、この火事はもう1週間近くになり、一向に収まりません。
野党側は政府の打つ手が悪い、遅いと批判していますが、政府は選挙の前には野党は何でも言うだろうと切り返し。  しかしこの火事で農業・酪農に大きな影響が出ており、火事が消えた後に大きな傷跡を残すでしょう。
2) 観光
夏のバケーションの真っ最中ですが、今年はアルゼンチンからの観光客が急増し、メンドーサからサンティアゴに来る国境に車が数珠つなぎ。なんでも6,8時間も待たされるとか。チリの通関職員は今までの観光客の数なら問題ないのですが、これほど急増すれば、職員が不足になるのは当然とコメント。彼らは車で来ているのでチリで買い物を楽しみ、パソコンゃ大きなテレビを家に持って帰っています。日本に中国人の爆買いが流行ったのと同じですね。
3) 女子留学生不明事件
フランスで行方不明になっている日本人学生の殺人犯とみられるのがチリ人です。
所がチリではほとんど報道されていません。ネットで調べましたが、テレビでは大手ではなく13CLとCNNチリくらいしか出ません。その番組を両方ともネットで見ましたが、13CLの番組は17分もあり、ちゃんと詳しく説明していました。 ところが新聞の場合、地方新聞には出ましたが、大手のラ・テルセラには全く書かれていません。
さらに不思議なのは日本の外務省から薗浦副大臣がチリを訪問し、外務大臣、検察総長とこの件に関し面談しましたが、それも報道されていません。
日本のマスコミに比べチリのマスコミは報道の自由があると思いますが、この件はチリには値打ちが無いのかな?
もっと不思議なのは日本の外務省の公式文書には彼のチリ訪問が掲載されていますが、チリの外務省の公式業務案内にはそれが書かれていないようです。
もっとも日本のマスコミにも昨年末に比べてこの件に関する報道が減少しています。
ニコラスの父親は携帯電話の会社の幹部だとか。私の携帯はその会社のサービスを使っています。父親も子供と一緒に行方不明と言われますが、本気になればチリの警察はそれほど無能ではないから直ぐに所在地を見つけるはず。問題はフランス検察から正式にニコラスの身柄を拘束するようにとの要請が届いてないようです。 外務副大臣はフランスとチリを訪問しているのに両国との合意は何だったのかな?
日本から取材に来ているマスコミの人は、ラ・セレナ近辺のホテル、貸マンションを当たればいいのでは。単独ではやりずらければ、地方の新聞社と共同が良いでしょう。当然、サンティアゴで大手の新聞社を訪問し何故チリでこの報道が無いか聞くべきでしょう。日本のNHKに当たるTVNにも行くべきでしょうね。余計な世話かな。
チリは日本で考えるほど遅れた国ではないですよ。