(一般)

1) バルパライソの大火事
何だか2014年のニュースと同じですが、また同市で大火事になりました。緑池と言う地区の森林から火事が起こり、強風で数キロ離れた町に飛び火し、火事になったらしい。
250世帯の人が火事で被害を受けたとか。
ただ問題は、それらの家屋は半数が不法建築だったらしい。つまり自分の地所でないところに勝手に掘っ立て小屋を建て自分の地所のようなふりをしていたわけです。
彼らはテレビの画面で、それは口にせず、政府の援助が遅いとクレームしています。先年の大火事の後、どの地区が火災の時、消火に苦戦するか調べられ、5地区が上げらましたが、今回の火事はそのうちのひとつでした。急坂で消防車が走れる道路が無ければ、火事を空から消すしかなく被害が拡大するのは当然ですね。
この問題は暑さが治まるまでこれからも続きます。首都圏近郊でも毎日山火事が起こっています。 この夏の山火事の合計は2万ヘクタールになるとか。
2) 移民問題
2005年と2015年の比較をすると、チリに居住する移民で最も多かったのはペルー人38万人、ついでアルゼンチン人16万でした。それが大きく変わり、2015年にはペルー25万、そしてボリビア22万・コロンビア19万の移民が急増、ペルーに並んできました。そしてスペインがアルゼンチン抜いて4位に入りました。10位は中国でなんと2015年に1万7千人が永住ビザを入手しました。
これに関連して、チリの国際結婚は2011年が1429件だったのに2015年には5144件になっています。チリの男性と外人女性の結婚がそのうちの3184件を占めます。
3) 観光
チリの観光シーズンは12月から翌年の3月までですが、今シーズンも観光客でにぎわいそう。政府の観光局の発表でチリ人が国内外を旅するのは昨年より5.5%アップの950万人。一方、外人観光客は14%アップの270万人とか。
今日のニューヨークタイムス に世界の最高観光地を言う特集が組まれ、その第2位にチリのサン・ペドロ・デ・アタカマが入りました。南部のパタゴニアとともにチリの2大観光地ですね。
4) 日本人留学生の行方不明事件
日本ではフランスで行方不明になってる女子学生の事件が大きく取り上げられています。その事件の犯人と見られる男がチリ人だったので、日本からマスコミが多くチリに来たようですが、チリのマスコミにはほとんど報道されません。  犯人と思われるなら逮捕すればよいと思われますが、全く行方不明。日本のマスコミはサンティアゴ、テムコ、ラ・セレナなどを回っています。犯人と言われる男が年末まで住んでいたマンションはラス・コンデス区にあります。私も同じ区に住んでいます。
フランスとチリは犯人の受け渡し協定が無いようで、チリ側は必要な情報はフランスに連絡したと言っています。意味が分かりませんが、その男を逮捕・保護すれば問題解決なのではないかな?