(一般)

1) タクシー対白タク
白タクの運転手はにっこり顔です。何しろ1週間に70,80万ペソも稼げるとか。このため黄色タクシーの売り揚げが何十%も下がってるらしい。黄タクシーが道路を封鎖して抗議をするとか、白タクに襲い掛かる事件も発生。どちらも生活が懸かっているからこの先、殺人事件まで起きるかもしれません。
それはホテル業界に飛び火して、サンティアゴを中心にマンションや一軒家を旅行客に貸す営業が急増し、ホテル業界がクレームしています。先ごろ、南から来た私の友だちもこの種の白ホテルを利用しました。普通のホテルより安いし、設備は悪くありませんでした。これからどうなるかな
2) 大雨予報
この週末は首都圏で150ミリもの雨が降ると予報が出ました。またサンティアゴは大雨で大水害かと思いました。木・金・土曜日と小雨でしたが、小降りで被害はなく、天気予報の間違いという感じでした。ところが土曜日の夜から集中豪雨のようで日曜日は川が氾濫。夜9時までに首都圏は80ミリの降りでした。
中心のプロビデンシア地区で道路は冠水で大騒ぎ。しかしこれが天災ではなく人災の雰囲気。というのは南米1高いコスタネル・センテルビルの周りの道路建設にマポチョ川の周りを工事する必要があり、川の流れを一部人工的に変えたら、そこから水があふれ、道路の冠水、近くのビルの地下商店街や駐車場に流れ込み大災害になりました。工事責任者は川の水量は過去40年の数字を使い、政府の認証を得て工事をしているとしています。その工事を監督する政府の責任も問われますね。飛行場への高速道路も使用不能でした。
更に水道の問題が発生。水流が土砂を含んで水を汚し、それがサンティアゴ上水道の水源なのですが、水道会社はそれを各家庭に送り込めないと浄水が正常化するまで断水をしました。首都圏で4百万人ほどの人が水不足に困っています。
おまけに一部の地区で停電も起こっています。明日は首都圏のほとんどの学校の授業が行われないとか。
この大雨問題はチリの中央部、首都圏と5,6州に被害が発生しています。
3) マプチェ問題
継続です。警察はテムコ市庁の近辺に駐車することを全面禁止にしました。マプチェの攻撃、爆弾騒ぎなどを避けるためです。マプチェによる教会への崩壊は続き、まるでイスラム国の問題みたい。
4) チリ人の精神状態
世界保健機構の発表でチリ人は人口の17%が抑うつ状態で、これは世界のトップクラスとか。なんと悲しい状況。
チリ国内の数字でも健康保険に関連した支払いの4分の1がこの種類の精神関連事項とか。欲求不満が多すぎるのでしょうか。