(経済)

1) 経済停滞
夏休みの終わったバチェレットはバルデス大蔵大臣と面談し、景気停滞が予想されるので、その対応策をどのようにとるか検討したとか。
その大蔵大臣は法務大臣と会議し、3月の労働法改正をどのようにスムーズに実施するか話し合ったらしい。この問題で共産党労働組合連合がキリスト教民主党と正面からぶつかるわけで、3月の政治危機は目に見えています。
とにかくチリ人労働者は世界的に長時間労働を行っていて、年間で平均は2097時間です。これはメキシコ、韓国、ギリシアより少し短いだけでOECDの最悪ケース。
全く逆の、労働時間の短いドイツ、オランダ、ノールウェイなどが経済効率が良いらしい。チリにも大改革が必要ですね。
銅の価格は何とかポンドあたり2.1ドルと最低線を超えるレベルで、為替もペソが強くなり今週は1ドル689ペソで終えました。
2) 失業保険申請の増加
昨年15年はその前年に比べて失業保険を受けようとする人の数が20%も増加したとか。商業・工業・建築などの分野よりずっと上のトップに立つのは鉱業とか。各地の鉱山で解雇された失業者が多いですからね。
コデルコ銅公社のアンディーナ鉱山で堤防決壊から銅を含んだ水が河川に流れ込み、大騒ぎ。水道会社は現在貯蔵している水には問題ないとコメントしていますが、飲み水に毒が入れば大変ですね。しかしコデルコもこの程度なのですね。