(政治)

1) バチェレット
飛行場が混乱しました。空港従業員がまたストに入ったからです。前回のスト終了時の政府側約束が守られていないと言う理由です。前回と違って空軍関係者がその仕事の穴埋めをしたので一部の便は正常に運航されましたが、多数の国内便は止まりました。イースター島への便などは空軍機を使って運行されました。水・木の二日のはずだったのがズルズル伸びて日曜日まで続きました。 昔と違って政府と組合がどんなネゴをしたのか、どうして終了したのかが漏れてきません。
しかしここまでこじれる前に何故バチェレットが前にでて問題解決を図らないのでしょう。
教育問題もその例ですね。大学の無償化は誰もわからないほどの混乱で年末に発表される訂正政府案で全員が納得できるなどと思えません。
労働法改定も同じで、議員の中からこの問題も憲法法廷に持ち込まれるのではとコメントあり。政府の無策、もしくは無力さが明らかです。
いろんなことがあります。先週、トラック業界がテムコで総会を開きバチェレットを招待しましたが、彼女は参加せず内務大臣を送りました。ところが今週、彼女は業界のトップをモネダ宮殿に招待して面談を持ちました。ニュースにはニコニコ笑っている彼女が出ていました。もちろんカメラが回っているときだけかもしれませんが。 
ところがなんと1月に彼女は始めてテムコを訪問すると発表しました。どういう風の吹きまわしかな? 
彼女が今週のテレビのニュースで一番前に出たのは強盗グループに私服警官が殺された事件です。その葬式に出席した彼女は「命をかけて社会の正義を守ろうとした」と家族を前に殺された警官をたたえました。こういうのが彼女の得意行事なのですね。
2) 世論調査
政治家の不法献金問題が続いていますが、近年、一番人気のあった大統領候補のMEOマルコ・エンリケが検察に出頭しました。まったく悪いことはしていないとコメントしています。どの政治家が人気があるかと言う調査で彼はほとんど毎回1位でしたが、この事件の後に急落し8位になりました。私は彼に投票していたのですが、もう見切りました。彼には投票しません。
なんと新しく1位になったのは学生運動で名を上げたジャクソン。チリも他の南米諸国のように新しい風が必要ですね。