(政治)

1) バチェレット
パリの気候変化に関する会議に出席したバチェレットは帰国しました。なんでも中国がそのCO2ガスに関し世界で断トツに排出しているそうですが、責任はないのかな?次いで米国、インド。この3国で世界の半分以上の排出量になるとか。 多くの大統領が集まった割には有効な結論が出ていないと辛口の批評もありました。
さてバチェレットは外に出ても中にいても目立たなくなりました。いてもいなくても同じと言う雰囲気です。
11月の市民の声としてバチェレット政権を支持するは21%、不支持は75%、これが彼女個人にすると少し良くなって支持が26%、不支持が68%です。まあ同じか。
しかし彼女の方が、アルゼンチンやブラジルの大統領よりましです。フェルナンデスはまるで解雇されるようにアルゼンチン大統領の責を終えますね。彼女の後任のマクリが金曜日チリを訪問しバチェレットと面談しました。ボリビアの海問題に関して質問されると自国に関係ないからコメントしないと回答を拒否しました。彼は3.4年の間にチリにガスを輸出したいとコメントしました。昔、フレイとメンネンが両国の大統領の時に締結した条約をアルゼンチンは一方的に廃棄しています。信用できない国と言うことは明らか。
そうそうウルグアイの新大統領もチリ訪問をしました。
2) 来年度予算
大蔵大臣は来年の見通しは誰の目にも明らかだ。したがって予算案もこれ以上増加させる可能性は全くないとすっきり。確かに野党も彼を責める雰囲気はありません。
チリ国内で来年は中国・アメリカ・ブラジルに経済危機が押し寄せると言われています。
教育の無償化は全く惨めな様子で全大学の学生に無償化はできないとなった後、どの大学が対象になるのかはっきりせず、対象外になりそうな大学の学長が政府の公約不履行をクレームしています。
3) 元UDI党代表のノボアは選挙資金不正受領として有罪になりましたが、その判決が出ました。3年間公職につけない、また1千万ペソほどの罰金刑です。有罪と言う割には刑が軽いですね。
右翼側は同じ理由で訴えられてる左翼の議員も同じように有罪判決を受けるようにとコメントしています。
新聞に選挙資金の問題は汚職としてとり扱うべきではないと言う論文が掲載されました。市民が現在の政治家を信用しないと言うことを忘れているようですね。来年の地方選挙であっと驚く結果が出ればよいのですが。
検察のトップが入れ替わりました。新検察長官の活躍が期待されます。なんでも放棄すると言った感じの今までの慣習を破り、悪いものは悪いと裁判に持ち込むのが検察の在り方でしょうね。