(経済)

1) チリの第3四半期の経済成長は2.2%。ゴールドマン・サックスの推定では来年のチリの経済成長は2.5%。3%を超えるのは2017年になってからとなっています。
2) 銅
他に問題ないのかなと思いますが、最近はとにかく銅価格の推移が話題になっています。毎日、価格が下がっていましたが、金曜日に若干取り戻しました。ポンドあたり2.1ドルでこのレベルではマイン関係者だけでなくチリ政府も真っ青です。このため為替の問題も大きく影響され、1ドル711ペソまで行きました。
チリの銅生産は近年、世界の30%になっています。銅価格はもちろんチリで決定できるものではありませんが、はっきりした問題点(高コスト)は改善の要があります。エネルギーコストと人件費の問題です。2008年までチリの生産コストは世界平均より下だったのにそれ以降、世界のペースを上回る速度でコストが上昇しています。これは政府・鉱山会社の問題ですよね。
3) 暮らしやすい国ランキング 
収入の多寡だけでなく教育・住居・厚生などの多分野を考慮したランキングでチリは31位でした。ラテンアメリカの中ではウルグアイに次いで2番目。3番目はコスタ・リカ。
その3国を訪問したことがありますが、なるほどと言う感じはします。
チリも銅に頼りすぎている欠陥はありますが、日常生活に関しては、一般市民が世界の生活レベルに近づいてきました。私がチリに入った1979年とは格段の差です。