(一般)

1) マプチェ問題
もう毎週同じ問題が継続ですが、トラックに火をつける、家屋に乱入する、森林に入り木材を切り出して盗むとか、乱暴狼藉のし放題です。
テムコでトラック連盟の特別総会が開催され、内務大臣が出席しました。連盟の会長は8月にマプチェに燃やされたトラックをサンティアゴに持っていったデモの時に、内務大臣の助けでそれが実施可能になったとコメント。その後、少し時間をおいてから、参加者に「ここで拍手が起きると思ったのだが」もちろん内務大臣への拍手が起きました。
しかしその先がすごい。彼は大統領の無能さ、無責任さにはあきれてしまうと直球勝負。犯罪が継続しているのに、それを抑える手がないとはなんという政府かと言うわけです。おばちゃん、がんばれと言いたいですね。
今週、サンティアゴでマプチェのデモがあり、その中の覆面グループが火炎爆弾でサン・フランシスコ教会の扉を焼きました。いやはや。
2) 地震
また余震がありました。いつまで続くのでしょう。
ところでチリと日本が組んで中南米の専門家に自然災害の非常事態時に対する訓練を実施することになりました。「絆」と言うプログラムです。うまく行くかな? 
今年、ネパールで地震があり、多数の死傷者が出ましたが、先日のチリの地震はそれよりずっと大きいものだったのに死者は15人で抑えることが出来ました。それは耐震構造の建物とツナミ向けの避難勧告が功を奏したのでしょうね。
3) アドベンチャー
何処かの雑誌の評価でラテンアメリカ諸国の中で一番冒険が楽しめる国に初めてチリが選出されました。確かに北の砂漠から南の氷河まで、そしてイースター島など訪れるところは多いですよね。
ところで先日北部の間欠泉タチオで熱湯の中に落ちたベルギー人の女性がサンティアゴの病院でなくなりました。彼女のご主人も助けようとして熱湯をかぶっていますが、命は大丈夫とか。しかしそんな危ないところで写真を撮るために下を見ないで歩いていたのは・・、事故はどこにでもありますね。
4) インカ
サンティアゴの中心はアルマス広場ですが、スペイン軍が来る前もそこは街の中心部だったらしい。つまりインカもそこを町の中心部として使っていた由。そこでカトリックの大聖堂(カテドラㇽ)の中庭に穴を掘ってインカの物品が発掘できないか調査中です。まだ陶器の破片だけでめぼしいものはありませんが、もしかしたら何かインカの宝物でも・・・